今宵は蘇州のラビリンス
5ツ星の宮殿風建築に1泊
秋の深まりに、ちょっとおセンチに浸っていると、義姉からメールが。
「上海が気に入ったので、また遊びに行きます。P.S.今度は蘇州も行きたい」。
あら、お義姉さま…8月にいらしたばかりでは。しかも蘇州希望。
日帰りもできますが、蘇州は見所多いので、泊まりましょう!
アンティーク好きの義姉に、「まるで宮殿」という噂の「蘇州シェラトン」を予約。
瞬く間にお義姉様のおな~り~でございます。
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今年2月開業の新楼に
「お義姉さま、ようこそ」。
浦東空港でお出迎えの後、早速蘇州へ。
新幹線にて約45分、蘇州駅からはさらにタクシー約15分で到着でございます。
城壁に囲まれた外観は、昔のお城そのもの!? 義姉の目もキラキラ輝いて参りました。
建物は主楼と新楼からなり、新楼は今年2月にオープンしたばかり。
主楼であれば、658元(朝食無)~ですが、今回は新楼の貴賓房1068元朝食2人分付きをご用意しました。
ロビーからお部屋に向かう途中、水路上の渡り廊下から、隣接する風景区の「瑞光塔」がお目見え。
スタッフの方曰く、ここから塔が見えるよう、主楼を6部屋分取り壊したそうです。
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宮殿の1階はお庭付き
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3階建ての新楼は、各階毎にデザインが異なり、選んだのは、2階のお部屋。
義姉をお通しすると、数秒後「トレ・ビア~ン!」の声が響きました。
私、ニヤリ。2階のお部屋は江南風ミニ庭園付きなのです。
義姉につつと寄り添い「ホテルから一歩も出ずとも蘇州の庭園文化をご体感頂けるように設計している上、
どの角度からも覗かれない設計だそうです」と口上を述べました。
さらには薄型液晶42型テレビ、流行の部屋が丸見えガラス張りバスルーム、
ボタンひとつのブラインドとハイテクさも忘れません。
あら、義姉の姿が見えないと思ったそのとき、「アンビリーバボー!」との声が。
私、再びニヤリ。バスルームも庭園を意識して、窓はなくとも自然光が入る設計なのです。
さらには、ウェルカムフルーツに、ターンダウン、バスローブはワッフル地とパイル地の2種類。
ベッドは「寝心地を気に入って買って帰られた方もいらっしゃいます」との言葉どおり、気持ちのいいもの。
義姉大満足の様子!
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ラビリンスの庭・盆門三景
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2日目の朝、イタリア人料理長率いるイタリアンレストランのテラスで朝食後、義姉を散歩に連れ出しました。
宮殿に囲まれた広い中庭は、あちこちに庭園があり、私たちまるでラビリンスに迷い込んだ姫たち?
隣接する広大な庭園「盆門三景」(入場料通常25元)をゆっくりと散歩し、帰途に着いたのでした。
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~上海ジャピオン11月13日号より