中国式健康療法でメタボ解消!

男性のみなさん! 大きなビール腹を毎日さすっては、ため息をついていませんか?
今回は男性読者の協力のもと、中国式健康療法をご紹介。メタボとは今年でおさらばしよう!

中年の敵・メタボを撃退
中国健康療法を体感する

 

12月の忘年会から1月の新年会へと宴会のオンパレードが終わったと思いきや、これから旧正月の新年会へ突入。
まだまだ飲み会の続く日々を送る人も多いはず。不規則な食生活に加え、タクシー通勤による運動不足、慣れない土地での過度のストレスなど、上海に住む中高年男性には健康への危険信号がいっぱい。
まずは、左にある健康チェックを今すぐやってみよう!
 チェック項目が多い人ほどメタボの可能性大だ。

 その前に、〝メタボ〟とはそもそも何なのかを知る必要がある。
調べてみると、「正式名称をメタボリック症候群といい、生活習慣病(成人病)を始めとする様々な病気を引き起こす内臓脂肪の蓄積を指す」とある。
ちなみに、生活習慣病とは、身体に害を及ぼす悪習慣を続けることで引き起こされる病気で、主に糖尿病、脳卒中、心臓病、高脂血症、高血圧、肥満などがあげられる。
自覚症状がほとんどないため、気づいたときには手遅れになることもある怖い病気ともいえよう。この生活習慣病に深い関わりのあるメタボを解消することが、今後の健康生活の鍵となるのだ。

 メタボの診断は、内臓脂肪の蓄積を「ウエスト径」(へそまわり)で判定する。
成年男性なら85㌢、女性なら90㌢以上を基準値とし、さらに、高血糖、高血圧、高脂血症のうちの2つ以上をもっている状態とされている。
とはいえ、痩せているからといってメタボではないとも限らないので、この基準値はあくまでも目安にしておこう。


 メタボ気味のお腹をなんとかしなければと思っている男性方!
 せっかく中国にいるのだから、ここは一念発起し、体質を改善することで病気を予防する中国式健康療法で、メタボ間近なお腹を撃退しよう!
 中医学博士の岩崎学先生に中高年男性のダイエットについて伺うと、「ダイエットと一口にいっても、その原因はさまざまです。
中医では、患者さんの身体の状態を見ながら身体が本来持つ機能を正常化し、バランスを整えて新陳代謝を高めて行くことから始めます。
中国の伝統療法には、内側から自然治癒力を高める漢方薬や外側からアクセスする針灸、新陳代謝を促すマッサージ、血の滞りを取り除くカッピング、血行を促すグワシャー(刮?)などがあります。
患者さんに合わせて、これらの治療法を組み合わせていきます」という。
 中国式健康療法は、病気の人はもちろんのこと、今は問題のない人でも、病気になる前に身体の危険信号を察知して生活習慣を見直していくもの。
これはまさにメタボリックシンドロームにうってつけ! 今回上海で働く4人の男性にさまざまな療法を体験してもらったので、そのレポートをどうぞ!


経絡擦って血行促進
自然治癒力を高めよう

グワシャーは、血行を促して老廃物を排出し、人が本来もっている自然治癒力を高める自然療法。
水牛や黄牛の角、メノウ、水晶などでできたヘラを使い、背中のツボとツボを結んだ線である経絡を擦ることで老廃物の滞りを取り除く。
肩こり、腰痛、背中の張りなどの症状を改善する効果があるとされる。
 電子部品会社に勤務する井上さんは、持病の通風を改善するため、体重を20㌔減量するのが目標。
艾夏維莎中医物理治療センターを訪れ、エビアン先生の診断を受けた。
井上さんを見るなり先生の口から出たのは、
「首の後ろに血の塊がありますね」。
井上さんもずっと気にしていたそうで、ずばり的中にびっくり。
井上さんの場合、ダイエットしてもすぐにリバウンドしてしまうため、まずは身体全体の機能の活性化を図り、人が本来もっている新陳代謝を高めるところから始めるのがいいらしい。
 グワシャーとカッピングによって背部にたまった老廃物の排出を促し、次に首後ろのしこりのある部分を7つの針がついた棒でトントンと刺激。
カッピングでドロリとした悪い血を排出する放血療法を行い、先生から生活習慣改善の注意点などの指導を受けて施術は終了した。


艾夏維莎中医物理治療センター

住所: 陝西北路1438号財富時代大厦322室(×長寿路)
電話: 6276-3815
営業時間: 10時~21時(土曜休み)
・今回体験したコース
背部循経排毒220元/60分
放血療法160元/30分


反射区整え代謝を高める
漢方茶でリラックス

反射療法とは、体内の情報が体表に現れる「反射区」を整えることにより、正常で健康な体を作り新陳代謝を高めるマッサージ方法のこと。
脊椎と足部の反射療法があり、脊椎では、血液やリンパ液を流す役目を果たす「気の流れ」を整える。
足部では、60以上ある反射区という内臓につながる区域を刺激し、体内のバランスを整えて、老廃物の排出を促していくという。

 「中国足部反射区健康法研究会」の扉をたたいたのは、アパレル関係の会社に勤める光森誠さん。
目下の悩みはお腹のでっぱり。1日1食という不規則な食生活が続き、体重が5㌔増えたとか。あまりの空腹に胃痛が起きることも。

 漢方医の岩崎学先生の問診後、光森さんが選んだのは全10回のダイエットコース。
まずは「膀胱経」という背中を突き抜ける経絡を通すことにより、身体全体の気の流れを改善。
お腹のツボに低周波治療器をあてて胃腸器系の代謝を上げ、耳に磁石を貼って内分泌系のバランスを整えていく。
締めは、テレビを見ながらの気持ち良い足部反射療法。終了後に岩崎先生が処方してくれた、胃腸の働きを整えてくれるサンザシの漢方茶を飲んで、心身ともにリラックス。


中国足部反射区健康法研究会

住所: 水城南路51弄鑚石公寓6号楼203室(×延安西路)
電話: 6208-1303
営業時間: 10時~22時(時間外応相談)
www.ashikenkai.com
・今回体験したコース
ダイエットコース2400元(会員2160元)/120分×10回

温熱刺激が心地よい
身体の弱りを予防する

お灸とは、ヨモギの葉の裏についている白い毛を乾燥させ精製したモグサを、身体のツボに置いて燃やすことで刺激を与え、病を治す民間療法。
お灸により体が温まることで経絡の流れが良くなり、老廃物を運ぶ力が活発になるため、むくみや関節痛、筋肉痛が改善される。
また、免疫力がアップし、特に風邪の引き始めなどに効果を発揮し、丈夫な体づくりに役立つとされる。

 山東省への出張が多いアパレル会社に勤める溝口盛司さん。
メタボはもちろん、最近は冷えから来る腰の痛みも気になるという。
加えて、年末から続く宴会で胃も疲れ気味だとか。
お灸治療が専門の「立美美容」の王華先生は、「必要以上のカロリー摂取は、ストレスが関係しているかも。お灸療法は、身体の弱りやひずみが起こらないよう予防できますよ」と話す。

 溝口さんが体験したのは、カッピングとお灸のセット。
カッピングは昔ながらのガラスのカップを使用し、火を使ってガラスの中を真空にしながら背中に置いていく。棒状のモグサ灸を台座の上に差して行う台座灸は、肌に直接すえないため、熱すぎずほどよい温熱効果があり心地よい。


立美美容

住所: 天鑰橋路380弄20号1階F座(×慈雲街)
電話: 6427-5148
営業時間: 10時~20時半
・今回体験したコース
全身薬灸150元/35分(年齢と同じ時間)
カッピング30元/15~20分


血の滞りを取り除く
サラサラな血液がそこに

カッピングは、日本では吸玉療法とも呼ばれるように、肩や背中などに真空状態のカップを乗せて吸引する療法のこと。
滞った血液を皮膚近くまで誘い出し、血管を開くことで血行を促進。
身体全体の脂肪燃焼に弾みをつけ、痩せやすい体質に近づくことが出来るという。
 漢方エステサロン「サンフラワー」でカッピングに挑戦してくれたのは、イベント会社に勤める村松茂さん。上海に来てからサッカーができず運動不足気味で、肩こりと腰痛がひどいとか。
オーナーの大里さんに伺うと「カッピングは刺激範囲が広く、身体の深部にまで及びます。
本格ダイエットを目指すなら、脂肪を燃焼するアロマオイルを併用するといいですよ」という。
 まずは背中のリンパマッサージを40分、次にグワシャーを10分してから、カッピングに入る。
オイルを塗った後、真空状態にしたカップを背中の経絡に沿って滑らすように流していく。
次に、肩と背中にカップを置くと、肉がだんだんとうっ血し、盛り上がり始める。
施術後、跡が身体に残るが、この色が濃い程、その場所に位置する内蔵の機能が弱く、代謝が低下しているとされる


Sunflower

住所: 九江路619号中福大酒店1205室(×浙江中路)
電話: 133-9100-1228(大里)、6351-0787
営業時間: 10時~21時(最終受付19時)
www.sunflower-br.com
・今回体験したコース
中国式カッピング&グワシャー248元/70分

~上海ジャピオン1月23日・30日合併号より

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