梅雨を楽しもう①

こんな傘あんな傘 傘で楽しむ上海の梅雨


梅雨の季節は、じめじめとしてうっとうしく、気分も暗くなりがち。
でも、だからこそ少しでも快適に過ごせるよう工夫して、この季節を楽しんでみよう。

 梅雨の必須アイテムといえば当然「傘」。雨の日の上海の街は、色、柄、デザインとも様々な傘であふれている。店舗や道端で売っている傘は、日本よりも手頃な値段で購入できるので、毎日服を着替えるようにあれこれ試してみよう。
 バラエティーに富んだ傘を1ヵ所で揃えるには、豫園近くのショッピングエリアが一番。豫園の入口左手にある福佑商厦内やその外側に数ヵ所、傘専門の売り場があり、小さなスペースに長傘や折りたたみ傘、レインコートなどが所狭しと並んでいる。
 長傘には、無地から柄物まであり、色も様々ある。ワンポイントのみのデザインや微妙な色合いの傘はないので、思い切って大柄な花模様を買って気分を変えるのもありだろう。値段は3元~。
 また、時々街で見かけるプラスチックカバーつきの傘も多く置いている。「これは濡れた傘を閉じた後、先端にあるプラスチックカバーを引き上げて、衣類などが濡れるのを防ぐんです。傘袋と同じ役目をしてくれます」と店員が説明する。このタイプは10元~。

 日本のコンビニなどでよく見かけるビニール傘は、ピンク、黄色、紫、白など8元で、パンダや猫などをデザインした耳つきの子ども用傘は10元で、それぞれ売っている。 
 長傘より幅を利かせているのが、折りたたみ傘。「上海は急な雨が多いから、折りたたみ傘をいつも持っていないと大変だよ」と言うのは傘屋経営15年の施兆英さん(50)。施さんのおすすめは、中国の傘ブランドとして全国的に有名な「天堂」の折りたたみ傘だ。質がよく、2つ折りで15元~。その他のメーカーのものなら2つ折り7元~、3つ折り6元~揃っている。
 いろいろな傘で気分を変えて、梅雨を快適に乗り切ろう。

※文中の値段は卸値。季節により変動あり。

データ
住所:福佑路225号 上海福佑商厦1階
営業時間:7:00~17:00

~上海ジャピオン6月2日発行号より

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