使おう あなたの町の郵便局

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かんたん! 国内郵便

郵便局と聞いてまず思い浮かぶのが、手紙などの郵送業務だ。窓口、ポストともに集配は1日3回、受付時間は支局によって異なるが、基本営業時間は7時~19時。システムも日本とほぼ同じで、郵便物の重さや郵送先に応じ料金が設定されている。それでは、中国の国内郵便について説明しよう。

中国では郵便網は、日本同様非常に発達しており、地方の小さな町や村もカバーしている。手紙を出す場合、「明信片(ハガキ)」や「信封(封筒)」に郵便番号と住所、名前を書き、窓口で重さを量ってもらう。料金が提示され、額面の切手を買って貼れば、後は出すだけ。家に切手のある人は、そのままポストに投函すればOK。さらに、3元の追加料金を払えば、書留(挂号)も可能だ。発送後、国内であれば1週間以内に届くので早速、友達に送ってみよう。

国際郵便で小包を送る

一方、日本人にとって最も利用頻度が高いのが、国際郵便だろう。国際郵便のサービスには、速い順にEMS、航空(航空便)、空運水陸路(SAL便=国家間を航空輸送し、相手国に到着後、船便扱いで配送)、水陸路(船便)の4つがある。上海から日本へ荷物を送る場合は、EMSで2~4日、航空便で1週間、SAL便で1週間~2週間、船便で2週間~1カ月かかる。

手順は、窓口で専用の申請用紙「国際発逓単」(写真①)に必要事項を書き、重量を量って、料金を算出するわけだが、窓口で中身のチェックを行ったうえで、指定の箱(写真②)に詰め替えて送る規則になっている。送る荷物は封をせず、袋などに入れて持ち込むとよいだろう。また、基準を超える高価な品物や輸出禁止品、割れ物、金属製の箱などは検査時にはねられることが多いので、事前にしっかりと確認しておきたい。

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郵便局のもう1つの機能が、郵便貯金だ。中国では「中国郵政貯儲銀行」がそれに当たる。機能は銀行とほぼ同じで、口座開設、預金、引き出し、振り込みなど。もちろん、外国人も登録可能だ。

中国郵便貯金を始めよう

郵便局の営業所数は、2012年時点で3万6000店。さらに他都市で引き出す場合の手数料は、他銀行よりも安い。この際、旅行などのあらゆる機会を想定して、郵便局で口座を開設してみてはどうだろう。

主に利用される預金口座は、大きく分けて以下の3つ。1つは「活期存款(普通預金)」、2つ目は「定期存款(定期預金)」。そして3つ目は「定活両便」で、普通預金と定期預金をミックスさせたものだ。

 定期預金の最大利率4%超

これらは、日本の銀行に比べて利率が高い。それぞれどのくらいなのか、順に追っていこう。

まずは「活期存款」。最もよく使われるのがこれだが、利率は0・35%と低め。しかし、ほかの口座と異なり、他地域の窓口やATMでも出入金ができる。ちなみに3の倍数月の21日が、各口座の利子決算日となっている。

続いて「定期存款」。こちらは「整存整取(一度に元金をすべて預け入れ、満期で元利を引き出す)」、「零存整取(月ごとに決められた額を預け、満期で元利を引き出す)」と「整存零取(一度に元金をすべて預け入れ、数回に分けて元利を引き出す)」の3タイプに分けられる。「整存整取」では、預入期間を3カ月、半年、1年、2年、3年、5年から選択でき、5年の利率は4・75%。中国に長期滞在する人なら、日常生活用と貯蓄用に、両方開設するのがオススメだ。

また「定活両便」は、期間を定めず、普通預金より高金利。半年以上経てば「整存整取半年」の規定利率から4割を差し引いた額が入る。

それぞれのメリットを研究し、賢く活用してみよう。

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パスポートのみ必要

口座の種類、メリット・デメリットについて一通り確認したところで、解説の手順を説明しよう。

外国人である私たちが持参するべきものは、パスポートのみ。コピーは不可なので、必ず原本を忘れずに持っていこう。

 開設は手数料無料

郵便局に着いたら、まずは整理番号をゲットしよう。入口付近に設置された発券機で、「個人業務」を選択し、自分の番号が窓口上部に表示されるのを待とう。

窓口では、係員に「我要開戸(口座を開きたいのですが)」と言うと、「活期存款(普通預金)」または「定期存款(定期預金)」かを聞かれる。希望の口座タイプを伝えると「個人結算賬戸開戸申請書(口座開設申請書)」を渡されるので、その場で名前(中国語表記と英語英語表記)、住所、電話番号、パスポート番号など、必要事項を記入する。わからない所は係員が書いてくれるか、書き方を教えてくれるので安心だ。また、その際に6桁の暗証番号も尋ねられるので、事前に考えておこう。

ここまで問題なければ、書類に確認のサインをし、いよいよキャッシュカード「普通緑卡」を渡される。通帳も欲しい場合は「我要存折」と言えば、一緒に発行してもらえる。預金額は10元からで、即日使用可能、開設手数料は無料だ。また、「網上銀行(ネットバンク)」や残高を携帯電話のショートメッセージで教えてくれる「短信服務」も同時に申請できるので、必要なら登録してみよう。ちなみにネットバンクの使い方については、上海ジャピオン289号の「上海ネットバンキング術」を参照のこと。

郵便局ではこのほか、外貨預金やクレジットカードも対応しているので、上級者にオススメだ。

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荷物の再配達もラクラク

郵便局を利用する前に、「EMSの料金はいくら?」、「郵便番号を調べたいんだけど」など、様々な疑問にお答えする、便利なサービスが顧客ホットライン「11185」。郵政業務だけでなく、車のロードサービスや航空券やホテル予約などにも対応する。ただし、中国語サービスのみなので、中国語が苦手な人は人の手を借りよう。

まず、最も利用されているのが①の速递業務。例えば、不在配達通知が届いていて、荷物が今どこにあるのかを知りたい。そんな時は11185にダイヤルした後、音声ガイダンスに従って、「1.速递業務」 → 「1.速递査訊」 → 「1. 人工査訊」と進んでみよう。オペレーターに不在配達通知のコード番号を伝えれば、すぐに再配達の処理をしてくれる。また、自分が送った荷物の配送状況確認もOK。ただしこちらは、EMSなど速達便に限る。

航空券・チケット予約も

出先でネット環境もなく、旅行会社の電話番号もわからない。そんな時は、同ホットラインを使って航空券を予約してみよう。11185 → 「2.訂票訂房」と進めば、各種チケット手配用のコールセンターに繋がる。オペレーターが対応し、国際・国内チケットのどちらも予約可能。電話受付時間は8時~21時半まで。ちなみに、国内線なら、店舗窓口で購入もOK。ただし、全支店ではなく、「航空機票代售点」の看板が掲げられている所でのみ取り扱われるので、近所の支店をチェックしておこう。

また、本帰国する際に、荷物をすべて箱に詰めたものの、重過ぎて郵便局まで運べないという時は、同ホットラインの0番に電話すれば、5元で家まで集荷に来てもらえる。電話1本で解決することもあるので、出かける前にかけてみよう。

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~上海ジャピオン2013年8月23日号

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