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上海っ子の定番ランチ
指差し注文でオーダー簡単
サービスレベルは世界水準!?
オレンジの看板が目印の「東方既白(ドンファンジーバイ)」。
ケンタッキーやピザハットの姉妹ブランドというだけあって、サービスレベルは世界水準と言っていい。
同店のモットーは、清潔感ある衛生的な食事を、スピーディーに熱々なまま提供すること。
料理は全て、注文から90秒以内で待たせない。
限定という言葉にそそられて
「この『秘制鶏腿面(ミージージートゥイミェン)』は、上海と広州だけの限定商品ですよ」
と、笑顔で紹介する店員さん。
「限定」にそそられ、セット(19元+サイドメニュー3元~)を注文することにした。
同店では、注文をレジカウンターで行う。
料理はその場で受け取り、自分で運ぶというスタイルだ。
注文早々、写真通りの「骨付きチキン」(240㌘)がマイプレートに運ばれてきた。
そのビッグサイズに、早くも腹の虫が騒ぎ出す。
サイドメニューが揃ったところで即着席。
その間わずか60秒だ。早速、骨付きチキンにかぶりつくと、肉汁がじゅわっと溢れ出した。
次に、極秘製法で作られたという鶏がらベースのスープを一さじ。
濃い目の味が癖になり、自ずとさじが進み出す。
そして、もっちりとした食感が定評の「油条(ヨーティアオ)」
などのサイドメニューを堪能しているうちに、いつの間にか完食していた。
同店は全て中国語だが、レジカウンターには写真付きのメニューがあるので、注文は簡単。
中華系ファストフードを体験するなら同店から始めるべし。
エリア:上海駅
店舗名:環龍店
住: 梅園路360号1階
電: 6354-1302
営:6時~22時半
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ブルース・リーのロゴが目印
米が絶品! 日本人ウケ必至
急成長で規模は中国最大級
ブルース・リーの看板でお馴染みの「真功夫(ジェンゴンフ)」。
「『東方既白』が90秒なら、うちは60秒だ!」と、闘争心むき出しの同店は、
注文から60秒で商品を提供することを規準としている。
得意分野は蒸し料理。
1994年の創業以来、急激な勢いで成長を遂げ、今や国内最大規模を誇る中華系ファーストフード店だ。
勢いは枝の葉にも行き渡る
「いらっしゃいませ! オススメはこの『香汁排骨飯(シャンジーパイグーファン)』ですが、何にされますか?」
と、レジカウンターに立つなり、店中に響く大きな声で迎えられた。
オススメとあらば試そうと、セットでオーダー。
同店も「東方既白」同様、料理の注文受け取りはレジカウンターで行う。
出てきた料理は、全てブルース・リーマーク付きの皿の上だ。
ファンならここでテンションが上がるはず!?
紙コップはテイクアウトも可能なので記念に「豆?(ドウジャン)」(5元)を1杯注文。
と、そこでご飯とスープに蓋があることに気付く。
さらに空けてビックリ、中は時間が経っても冷めない工夫が仕掛けられていた。
そのお陰か、お米はモチモチ!
ご飯を重視する日本人にとっては高ポイントだ。
また、クコの実入りの「花旗参竹絲鶏湯(ファーチージュースージータン)」は、コラーゲンたっぷりだ。
同店に行くなら、まずはサイトにアクセス。
クーポン券をプリントアウトして出かけよう。
エリア:人民広場
店舗名:新世界店
住: 南京西路2-68号新世界城地下1階
電: 6359-2593
営:10時~22時
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現地民に愛されて15周年
昼時は押すな押すなの大行列
24時間営業という武器
1995年。「24時間営業」という新しい経営スタイルを武器に中国大陸に進出してきた「永和大王」。
中国長期滞在者の中には、蝶ネクタイをはめたおじさんのロゴが記憶に新しい人も多いはず。
同店は、2004年に現在のロゴに一新されたが、メニューは、今も昔も変わらず中国台湾料理を提供している。
相席で10元ランチに大興奮
午後12時、店内はすでに押すな押すなの満員状態。それでも客はどんどん増えるため、席は相席が当たり前。
まずは、レジカウンターで料理を注文。
番号札を受け取って席を探す。
同店には、必須オーダー商品があるという。
それは店内を見渡すと一目瞭然。「油条(ヨウティアオ)」と「甜豆漿(ティエンドウジャン)」だ。
これが1人に1つはあるほどのオーダー率。
セットを注文するつもりでも、追加でこれを頼むのが同店通の証だとか。
今回注文したのは、「葱油面(ツォンヨウミェン)」と「棒棒鶏(バンバンジー)」のセット。
着席し、待つこと4分。料理が出来上がった順に運ばれてきた。
実際の料理と写真のギャップに違和感を覚えつつ、麺をかき混ぜズルズル~。
意外にも、甘めの醤油ダレがヒット!
干し海老と海苔の香りが、料理の味を後押ししていて、お代わりしてもいいくらいだ。
3品で10元と、財布に優しいのも嬉しい。
食後は、使った食器やトレーはそのままでOK。
空席を狙っている人に席を明け渡し、後にした。
エリア:人民広場
住: 西藏中路80号(近北海路)
電: 6352-4186
営:24時間営業
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24時間フル稼働
中国台湾仕込みの人気店
朝ごはんで市民に人気
中国台湾系ファストフード店「喜年来(シーニェンライ)」。
同店は、1995年に「永和豆奬(ヨンフードウジャン)」として常熟路にオープンした。
2001年の改名以降、得意の豆乳や油条などの朝ごはんメニューに加え、食事メニューを充実。
それ以来、出勤前のビジネスマン以外にも、地元客が入れ替わり立ち代わり利用している。
スペアリブでパワーチャージ
昼下がり。料理を注文しようとレジカウンターに立つと、若干気の抜けた店員に迎えられた。
カウンター後ろのボードには、重箱に焼き鮭が豪快に盛られた和風?
な「三文魚套餐(サンウェンユータオツァン)」(20元)が…。
思わず手が出そうになりながら、店員オススメの「香嫩猪排飯(シャンネンジューパイファン)」を注文。
レジで支払いを済ませて2階席へ。
6分後、プレートに乗せられて出てきたのは、食器からはみ出さんばかりのスペアリブと、てんこ盛りのご飯。
ご飯にはそぼろが乗っていて、そのタレがご飯にもわずかに滲みこんでいる。
これはイケそうと、まずはスペアリブをガブリ。
想像以上の柔らかさに思わず感動~。
お米の質はさておき、肉の濃い目の味付けに、そぼろご飯が進む進む!
さらに、別途オーダーしたチキンスープ「原?鶏湯(ユエンジョンジータン)」で身体を温めて元気復活!
しかも食事中は、プレートについている星座占いで運勢チェックもできる。
1人でも手持ち無沙汰にならずにすんだ。
エリア: 淮海中路
店舗名: 常熟路店
住: 常熟路115号
電: 5403-7851
営:24時間営業
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おばさんの顔でお馴染み
餃子好きには必須の1軒
日本人ファンも急上昇!?
メガネのおばさんマークが印象的な水餃子チェーン「大娘水餃(ダーニャンシュイジャオ)」。
同店は1996年に江蘇省常州市で誕生。
今や全国に300店舗以上を有する大型チェーンに成長した。
上海では、南京東路や徐家匯など、主要エリアをカバーしている。
食事時には老若男女で賑わう1軒だ。
ルールを知ればオーダー簡単
水餃子の専門店というだけに、水餃子の種類は常時20種類と豊富。
メニューには餃子6個にあたる1両(50㌘)分の値段が書いてあり、自分の好きな量を注文可能だ。
ただ、メニューはレジカウンター後ろのボードに書いてあるので、指差し注文は難しいかも。
早速、12個分の餃子「水餃二両(シュイジャオアーリャン)」と
牛肉と春雨のスープ「牛肉粉絲湯(ニューロウフェンスータン)」の付いたセット(15元)を頼み、
控えのレシートを受け取って席に着いた。
待つこと10分。湯気を上げながらセットが運ばれてきた。
早速、小皿に黒酢を注ぎ水餃子を浸す。
それを口に放り込むと、チュルンとした厚めの皮に封じ込まれた肉汁が、ジュッと飛び出した。
3両は軽くいけそうな雰囲気。
そして香菜(シャンツァイ)の香りが香ばしいスープをすすり、フィニッシュした。
中華は中華でも、特に餃子が好きな人には、「大娘水餃」がオススメだ。
エリア: 淮海中路
店舗名: 新歌店
住: 淮海中路768号2階
電: 5403-5090
営:10時半~20時
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~上海ジャピオン4月23日号より