上海市民政局は近頃、市内の老人ホームを年内に、新たに50カ所設置することを明らかにした。
2015年末時点で、市の60歳以上の人口は435万9500人に達し、市人口の約30%を占めている。そのうち老人介護サービスを受けているのは約30万人で、今後、深刻な介護施設不足に陥る可能性が指摘されている。
一方、介護人材の確保も課題となっている。市内のある老人ホームでは、64人の介護職員の約半数が50歳以上で、ほとんどが市外の出身。小学校卒業程度の学歴の介護員が、月給約3300元で働いていると言う。
~上海ジャピオン2016年06月17日号