上海マラソンに3・8万人  560人がケガや体調不良に

今年で21回目となる「2016年上海国際マラソン」が10月30日(日)に開催され、85の国と地域から過去最高となる3万8000人のランナーが参加した。

当日は視覚障がい者と伴走者から成るグループ「藍晴霊」計40人が参加。それぞれフルマラソン、ハーフマラソン、10㌔メートル、健康マラソンに挑戦し、沿道で応援する市民の声援を集めた。15歳で失明したある男性ランナーは「もう一度こうして走れることがうれしい」と語った。また別の視覚障がいを持つ男性ランナーが約4時間20分でフルマラソンを完走するなど、好成績を残した。

一方レース途中、40歳過ぎの男性ランナーが突然心肺停止状態となり、またその2分後に別の男性が一過性脳虚血で意識混濁状態となり相次いで昏倒するという出来事があったが、救命処置により2人とも意識を取り戻した。当日、医療救護施設では、計560人のランナーが診察を受け、うち4人が重傷、4人が入院措置となっている。

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(写真は東方ネットより)

 

~上海ジャピオン2016年11月4日号

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