上海の旅行・ホテル 記事

水滸巡礼~108の足跡~皇甫端(こうほたん)

-444suiko-v1

-444suiko-v2

皇帝も認めた治療術
皇甫端(こうほたん)

ゆかりの地 北京市
あだ名 紫髯伯
職業 獣医
宿星 地獣星

北京市出身。東昌府(現山東省聊城市)で獣医を営んでいたところ、府に戦をし掛けてきた宋江に出会い、入山。馬匹管理を担当し、負傷した軍馬の治療に専念する。梁山泊が朝廷に帰順してからは、皇帝の命で、宮廷馬匹長官として働くことになった。

山塞で唯一の獣医師
戦時に不可欠の名伯楽

皇甫端はかつて東昌府(現山東省聊城市)に住む名の知れた獣医であった。馬に関して非常に目が利き、家畜の病気なら薬や鍼で治せないものはないと言われるほど。地元では、目が青く、腹まで届く赤ひげをたくわえ、異国風の容貌だったことから、「紫髯伯(しぜんぱく)」と呼ばれていた。

-444suiko-v3

八達嶺長城は明朝を代表するもので、もともとは外敵の侵入を防ぐために建てられた。海抜1015m

そんなある日、東昌府に梁山泊の軍が攻め込んでくる。東昌府の将軍、張清(ちょうせい)は最後まで抗い死闘を繰り広げたが、梁山泊の策略に嵌り降参。しかし宋江は張清を気に入り、入山を勧めた。張清は東昌府の獣医である皇甫端のことを以前から知っており、彼の力がきっと役立つ、と推挙した。宋江の前に連れて来られた皇甫端は、一目見るなり、彼からあふれる侠気に惚れ込み、その場で入山を申し出る。宋江も皇甫端の独特な外見と技術に魅かれ、皇甫端の加入を認めた。

梁山泊入りしてからは、軍馬の管理を担当し、戦で負傷した馬の治療に当たった。これまで軍馬が死んでは、馬の買い付けを担当した段景住(だんけいじゅう)が馬を連れてきていたが、皇甫端の技術で十分に軍馬を確保できた。皇甫端が最前線に立つことはなかったが、段景住や医者の安道全(あんどうぜん)とともに、梁山泊を陰で支えた人物として描かれている。

-444suiko-v4

故宮博物院。明・清王朝の宮廷建築と宮廷収蔵を基礎とした国立博物館。1987年にユネスコ世界遺産に認定

皇甫端の故郷、北京市。言わずと知れた中国の首都で、50万年前から人類が生活し、かつては大都、北平と呼ばれ、700年以上も都が置かれた悠久の地だ。世界遺産の故宮博物院を歩けば、宮廷の獣医として仕えた皇甫端の、馬を連れた足音が聞こえてくる。

【アクセス】
①上海浦東/虹橋空港から空路にて北京首都空港まで約2時間半
②上海虹橋駅から北京南駅まで、高速列車で約5時間半、2等席553元

-444suiko-v5

~上海ジャピオン2013年7月26日号

上海の旅行・ホテル 過去の記事

上海ジャピオンの総数10,000を超える過去記事より検索

上海天益成広告有限公司 株式会社ベイエリア

上海天益成広告有限公司株式会社ベイエリアにより運営しています。
※当サイトをご覧頂く場合、InternetExplorer7.0以上でご覧頂く事をお薦めいたします。