ゴーイング☆ハイウェイ~国道320号⑲

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栄養満点の茶をいただく

オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。今は少数民族の彝(イ)族の人たちがたくさん暮らしている楚雄彝族自治州で、茶をいただいているところ。実は、彝族と日本人は共通点が多くて、日本語を話すと何となく親しみを覚えるって話を聞いて、「こんにちは!」なんて話しかけてみたんだけど、案の定キョトンとされちゃって(笑)。それから、なんだかんだで茶を振る舞ってもらっているわけ。う~ん、ちょっと苦いけど、ウマい!茶葉を黄色くなるまで直火で炙ってから飲む「烤茶」は、この辺りの名物。寒くて乾燥しがちなこの地方では、栄養を補うのに欠かせないものなんだって。あ~、何か元気が出た、ごちそうさまでした!

さ~て、次に目指す街「大理市」は、国内外のバックパッカーが集まると言う趣深い街。オレの友達も口を揃えてオススメしてたから、楽しみだな~。

 バックパッカーが集まる街

よっしゃ着いたぞ、大理~!瓦の屋根が何となく日本っぽいな。とりあえず飯を食うべく、観光スポット「洋人街」へ。お~、通りに沿って土産物屋やカフェがズラッと並んでるのが観光地っぽい。ちょっと上海の「田子坊」と似ているな。で、露店で鶏肉をサイコロ状に切って甘辛く炒めた「黄燜鶏」と、湯葉みたいな、牛乳を固めて作ったチーズ「乳扇」をオーダー。くぅ~、青空の下で食う飯は格別にウマい。そうそう、大理と言えば、その名の通り大理石の名産地でもあるんだよな。普通の民家の壁にも、大理石が使われているんだって、超リッチ~。明日は市のすぐ北に広がる湖「洱海」も覗いて、大理の魅力を堪能してやるぜ。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ!

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~上海ジャピオン2017年6月9日発行号

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