ブランド蟹として名高い蘇州市の陽澄湖産上海蟹が、9月16日(木)に、今年初めて水揚げされた。
本格的に市場に出回るのは、27日(月)以降で、例年より2割ほどの値上がりが予測されている。
値上がりの主な原因としては、上半期に起きた洪水の影響で、
生産量が例年より100㌧ほど減少したことと、コストが値上がりしたことが挙げられる。
一方、ブランド蟹の販売価格は昨年と同じか、1杯あたり10元程度の値上げに収まる予定。
業界関係者によると、ここ数年は販売価格を下げるため、直売や共同購入を行う業者が多いという。
また、中国の大手ショッピングサイト「淘宝網」では、陽澄湖生態休閑度假区が、
13日(月)~15日(水)までの3日間、水揚げ第1号の陽澄湖産上海蟹10杯を、1元でオークションに出品。
いずれも150~200㌘の大きさで、市場価格は500元ほどだという。
なお、同オークションには約3万人が参加し、16日(木)の水揚げ式で抽選を行い、
広東省より参加したネットユーザーが落札した。
(9月17日)
~上海ジャピオン9月24日号より