オーダーメイド衣類の数々
守谷香織さんから紹介された竹原さんは、布市場でオーダー衣類を作るのが大好き。そのエピソードを聞きました。
失敗作はいい勉強に 店の見極めも重要
竹原聡美さんは、2006年3月、夫と共に上海へやって来た。そんな彼女がオーダーメイドにはまったのは、去年の夏に布市場でハーフパンツを作ったのがきっかけ。
「最初は、スーツでも何でも安く作れるなんて夢いっぱい!」だったのだが、その夢はすぐには実現しなかった。オーダーしたものの、希望通りではない〝失敗作〟が仕上がってきたからだ。しかし「失敗作は次回へのいい勉強」と、聡美さんはめげない。
「重要なのは、大きめにオーダーすること」と説明する聡美さん。完成時に大き過ぎたとしても直せるが、小さ過ぎた場合は直せないからだ。
「値段の張るカシミヤなどは、はじめに安い布地で試しに作ってみて、形・縫い目などに納得できる店かどうかを見極めるんです。本番のカシミヤで作るのはその後で」
店選びには、口コミの評判も重要だ。日本人客が多い店は、日本人の好みもよく知っているので失敗が少ないとか。
変身写真姿の竹原聡美さん
丁寧さが一番の魅力
いつかボタンや裏地も
オーダーメイドの魅力について、聡美さんは、作りが丁寧であることをあげる。
「中国製の既製品だと、高くても安くても縫製が雑だったりするので……。その点、布市場の納得できる店でオーダーすれば、自分ぴったりのサイズで、しかも安く、丁寧に作ってくれるので嬉しい」
すっかりその魅力にとりつかれた聡美さんは、「ショッピングするよりオーダーして待つ時間の方が楽しい」と笑顔をこぼす。夢は、中国語レベルを上げて、ボタンや裏地など細かいオーダーができるようになることだ。
物件情報
◇地区:除家区
◇間取り:3LDK(130㎡)
◇家賃:非公開
◇築年数:5カ月
◇サービス:家具家電製品込み、BS1、BS2、NHKワールド、スポーツジム、テニスコート、プール
◇交通:地下鉄より徒歩1分
⇒NEXT WEEK
竹原さんの自慢のお隣さんは、ローカル化粧品が自慢の後藤さん。
今までに試したローカル化粧品は数知れず! な後藤さん宅を訪問します。
~上海ジャピオン3月2日発行号より