中国の大手不動産情報サイト「捜房ネット」が、この度発表した「2010賃貸住宅白書」によると、
10年12月の上海市内における中古賃貸物件の賃料は、前年同期比より5・7%高騰し、
1カ月2825元となったことが分かった。
業界関係者は、賃貸物件の賃料上昇は今後も続くと予測。
特に春節後は賃貸契約更新のピークとなるため、更なる値上げが予想される。
すでに宝山区顧村や普陀区長寿路地区などの一部では、
1月下旬から月あたり最高600~700元ほど値上がりしている。
これについて同サイトの分析担当者は、中古物件の売買市場が不安定なことと、
上海万博の開催が、賃料高騰の主な要因とする。
(2月5日)
~上海ジャピオン2月11日号