お父さんに手作りを そば好きが集う教室
今回の体験者・遼くんはおそばが大好き。
「お父さんにも、
僕のおそば食べさせてあげるって約束したんだよ」
と話す。
紋兵衛そば教室は、
長尾先生が実はそば屋を開く以前から開講しており、
今年で5年目になる。
週末に1~2組、子どもや、
時にはそば好きの中国人も
そば打ちを学びに来るという。
練る作業に一苦労 鮮やかなプロの技
今回はそば粉とつなぎが8対2の二八そばを打つ。
つなぎが多いと、
ゆでた後そばが伸びにくいのだが、
風味も薄くなるので
多くのそば屋で出されているのも二八そばだ。
作業を開始する前に、
持参したエプロンとねじりハチマキを身につけ、
手をきれいに洗う遼くん。
先生から全15行程について簡単な説明を受けたら、
いざそば打ち開始。
まずはそば粉とつなぎをよく混ぜあわせ、
3回に分けて水を加える。
手のひらに粉がつかないように、
指を立てて混ぜるのがポイントだ。
水が混ざったら、今度はよく練っていく。
遼くんがそば生地の固さに苦労していると、
先生が素早くササッと手を貸してくれた。
生地をまとめ、今度は麺棒を使い、
平たく均一に伸ばしていく。
先生のお手本を見た遼くんは「僕がやる!」と
試みるも、さすがにプロの技には敵わない…。
先生が鮮やかな麺棒さばきで手伝ってくれ、
2人の共同作業で伸ばした生地をたたんだら、
大きな包丁で切って完成。
「ぼくのおそば、おいしい!」と、
さっそくゆでてもらったそばを
口に運ぶのに忙しい遼くんだった。
~上海ジャピオン8月26日号