中国科学院上海天文台は、4月17日(火)、天体観測基地として有名な市松江区?山
で、アジア最大となる電波望遠鏡の、パラボラアンテナ主反射鏡の吊り下げ作業が完了
したと発表した。
同望遠鏡は、主反射鏡の口径が65㍍で、高さ70㍍、重さ約2600㌧に達し、面積は
バスケットコート8枚分に相当する。
今年下半期に完成予定で、世界第4位の観測精度を有する見通し。完成後は、来年
打ち上げ予定の月探査機「嫦娥三号」のサポートや、火星・金星の探査機との共同
作業なども期待されている。
なお、市民から電磁波による健康への影響を懸念する声が寄せられたが、同天文台
研究員は、同望遠鏡は放射機能を持っておらず、市民への影響はないとする。
また今後、一般公開日を設定し、市民参加型イベントも予定する。
(4月19日)
?~上海ジャピオン04月27日号