今朝、出勤途中に寄ったお店で
「鴨肉餅」なるものを見つけました。
「鴨肉」の文字で大好きなアヒル肉とわかり、
早速購入。
分厚めでモチモチの外皮に、
細かく切られたアヒル肉が入っていました。
独特のクセのある味が外の皮とも絡み、
何とも美味しかったです。
なかなか腹もちも良くて、
朝にこれ1つ食べるだけで、
午前の体力が充分まかなえそうですね。
同僚は、
アヒル肉は味がしつこくて嫌だと言うんです。
私はそのしつこさが魅力だと思うんですがね。
少しオーバーですが、
世の中
ひとクセもふたクセもあるものが生き残ると思うんです(笑)。
と言うのも、
中国の思想家・老子の
こんな話を思い出したからなのですが…。
「昔、老子がある森を歩いていると、
木こりが木を切り倒していた。
しかし、1本だけ切られていない醜い木があったので、
老子がわけを尋ねると、
木こりは『この木は曲がっていて瘤もあり、
家具に向かない』と答えた。
老子は弟子たちに、
人もこの木のように嫌われるほどの強い個性があれば、
他人に利用されず、
自分の一生を送れると説いた」というお話です。
アヒル肉だって、
確かにアクが強いですが、
私の様にアヒル肉命の人もいるんです。
そんなところが〝クセモノ〟なのかもしれませんね。
朝はこの「鴨肉餅」を食べて、
私も醜い木のように、しつこく生き残りますよ!
~上海ジャピオン2012年6月22日号