上海市軌道交通警察は、６月14日（木）、今年５月以来、痴漢被害に関する６件の通報
を受け、軌道交通で発生した４件と、バス内で発生した１件の計５件を調査処分済み
であることを明らかにした。
市では、気温が上がるにつれ痴漢事件数が増加しており、13日（水）午前８時頃にも、
軌道交通１号線車内で発生。
男がラッシュ時の車内で女性に痴漢行為をした後、人で混み合う「人民広場」駅から
逃走したが、ネットユーザーと警察の協力の下、同日21時に逮捕に至った。
痴漢の増加に対し、痴漢防止グッズを購入する女性も多く、また、女性専用車両の設置
を求める声も上がっている。
なお市地下鉄運営会社は、現在軌道交通の利用者が非常に多く、運行能力量に限りのある
中で、女性専用車両の設置は難しいとする。
（６月15日）

～上海ジャピオン２０１２年６月２２日号