新趣向の月餅が話題に  2年研究重ねた精進月餅も

上海市では9月30日(日)の中秋節を目前に控え、市内の月餅メーカーやショップ

が趣向を凝らした月餅の販売を行い、話題を集めている。

南京西路の老舗店「王家沙」では、市民の健康志向の高まりに合わせ、肉を使わず、

植物性の油や野菜のみで作った精進月餅「熱浄素月餅」を販売。

低糖、低脂肪などをテーマに、点心師が2年以上の研究を重ねて開発し、原料には

トウモロコシやタロイモ、グァバやゴーヤなどを使い人気となっている。

そのほか「杏花楼」では、同メーカーの製法伝承者による、数量限定の「特製バラ餡

月餅」を販売し、注目を集めている。

また市では、中秋節が近づくに従い、路上で月餅引換券を売買するダフ屋が横行。

「杏花楼」や「ハーゲンダッツ」の券を約4割引で買い取っている。

(9月17日)
~上海ジャピオン2012年9月21日号

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