街中でよく見かける献血車。
眺めていると、多くの人が献血しています。
学生時代、私も体験しましたが、
それは焼肉定食無料券をもらえるから、
という下心によるもの(笑)。
ただ、私は今中国に住み、
こちらで食べた物が血や肉に変わっています。
最近は肉の方が少しオーバー気味ですが、
少しでも恩返ししようと、
私も献血することに。
翌朝の出勤途中、
中国人の同僚に付き添いを頼み、
献血車に向かいました。
まずは、
彼の通訳を通じて問診を済ませ、
続く採血検査で、
高血圧を指摘されました。
サラサラの血ではないですが、
私のもので良ければ、
ということで400㍉を献血。
すぐに済んだものの、
貧血で身体がフラつきました。
すると、看護婦さんが、
貧血には「米血糕」がよい、
と教えてくれました。
売っている場所を聞き、
同僚と共にお店に直行。
見た目は黒い揚げ餅のようで、
もち米に豚の血を混ぜ、
揚げたものだ、とのことです。
日本では貧血対策には
レバーがよいと聞きますが、
こちらでは豚の血を食べるんですね。
味は、もち米の歯ごたえと、
さっぱりとした塩コショウ味を楽しめる、
といったところです。
貧血はさておき、
結構クセになる味です。
献血すると水分も不足するので、
豆乳と一緒にもう1つ買うとしましょう。
~上海ジャピオン2012年10月12日号