その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.20】
まぶたの裏側、いつもは薄いピンクなのに真っ赤に変色している! しかもものすごくかゆい…。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
アレルギー性結膜炎(あれるぎーせいけつまくえん)かもしれません。
目に強いかゆみを感じて思わずこすったら、まぶたの裏が真っ赤! これは「アレルギー性結膜炎」かもしれません。
結膜とは、まぶたの裏と白目の表面を覆う薄い膜のこと。この膜が花粉やホコリに反応し、炎症を起こした状態を「アレルギー性結膜炎」といいます。ダニやペットの毛など、室内のホコリを原因とすることも多く、気密性の高い現代の住宅事情から、年齢問わず増えている病気のひとつです。
症状は結膜の充血のほか、目の強烈なかゆみや白っぽい目やになどが特徴。ひどくなると結膜がただれ、角膜炎を起こして失明する可能性も! そのため、早い段階で抗アレルギー性の目薬を使用し症状を抑えることが不可欠です。
また、一種のアレルギーであるため、アレルゲン(アレルギーの元)に触れるたび繰り返すようになってしまいます。繰り返さないためには、日常生活において、アレルゲンと接触しないことが最も重要。空気がホコリっぽい上海では、外出時はサングラス着用、洗濯物は室内に干すなどの対策が有効です。
また、コンタクトレンズも大きな原因のひとつなので、清潔に保つのはもちろんのこと、レーシック手術などで視力回復を試みるのも効果的かもしれません。
■今週のドクター
ノーベル眼耳鼻喉科病院
中台和雄 先生
住所: 新閘路371号
TEL: 6359-9199
診療: 月曜~土曜9時~20時、日曜9時~18時
www.nobel.sh.cn
※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン7月25日発行号より