自慢のお隣さん 第142ノック 小山さん宅

〝心をひとつに、友情のハーモニーを

Yukoさんの紹介で伺ったのは、ゴスペルグループに参加している小山貴久子さん。ハーモニーの魅力について語る。

『天使にラブ・ソングを』でゴスペルのとりこに


「「映画を観て以来、ずっと歌ってみたかったんです。それが、上海で実現するなんて」
そう明るく話すのは、2年ほど前から日本人女性のゴスペルグループ「J.Voice」で活動中の貴久子さん。日本にいた頃、映画『天使にラブ・ソングを』を観てゴスペルに憧れ、ずっとゴスペルサークルを探していたのだという。
音楽の経験がなく、楽譜を読むのも得意ではなかったため、当初は不安もあったと話す貴久子さん。しかし、練習をはじめてみると、そんな不安はあっという間に吹き飛んだ。
まず、メンバーが用意してくれた、練習用のDVDを繰り返し聴き、メロディを耳で覚える。英語の歌詞は、英語の得意なメンバーが意味を訳し、発音指導。年に2度あるコンサートに向けて、週に1回、練習を重ねるうちに、メンバーとのつながりはどんどん深まっていった。
「みんなに会える、と思うと練習日の月曜が楽しみで。歌の魅力はもちろんですが、上海で多くの友達ができたことが、本当によかったです」
写真1. ダンス係の仲間たちとダンスソロの練習

ダンス係として
振り付けや衣装を考案


 各メンバーが経理、渉外、英語などの係を受け持つJ.Voiceで、貴久子さんはダンス係。同じ係のメンバーと、曲に合わせた振り付けや、コンサートの衣装を考えるのが仕事だ。現在は、ダンスソロがある12月5日のチャリティコンサート(主催:互人多)に向けて準備の真っ最中だ。
「J.Voiceで、〝チャレンジする力〟をもらいました。来年本帰国の予定なので、日本でも新たな目標をみつけたい」
 貴久子さんの歌声には、上海生活と仲間への思いがつまっている。
写真2. 練習用のDVDやメンバー写真を使ったカレンダー

小山貴久子さん

⇒NEXT WEEK
8月に、上海で双子を出産した都甲さん。
出産までの道のりを紹介。

~上海ジャピオン12月5日発行号より

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