中国と中国台湾が通信や通航、通商で直接交流する「3通」が、12月15日(月)に事実上解禁され、上海―台北間で航空機直行チャーター便の運行が始まった。
同チャーター便の運行により、これまで香港経由で飛行距離2075㌔、約2時間半かかっていたものが、飛行距離960㌔、約1時間半と大幅短縮となった。また同日より、週末限定だったフライトが毎日運行へと拡大されている。
これを受けて、市民の間では、中国台湾旅行熱が高まりを見せている。旅行社によると、直行便利用の「中国台湾8日間」は旅行代金1万2500元と高額だが、すでに予約でほぼ一杯の状態だという。
また、航空機直行チャーター便の解禁のほか、海運直行便も実現。従来、沖縄県石垣島など第三地を経由してきた海運貨物便が、直行便により上海港~高雄港間で運行距離は3分の2に短縮。これにより、燃料費などの物流コストの大幅な削減が期待されている。(12月15日)
~上海ジャピオン12月19日発行号より