10周年だヨ!全員集合

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プレジデントルーム

ひさしぶりに上海にカムバックして、
あるマブダチに会ったのさ。
彼は、不動産会社のCEO。
今でこそビッグなプレジデントだけど、
ヤングエイジの頃は苦労したらしいな。
俺もハンド抜きしてこなかったからこそ、ナウがある。
そうこう話にフラワーを咲かせているうちに、
彼の部屋を見せてもらうことになったのさ。
物件は花園飯店のニアにあるマンションで、
5000万元で買ったらしいぜ。
こりゃまるでパレスだ。
入った瞬間チキンスキン…ノーノー、鳥肌がスタンドしたぜ。
面積は370平米で5LDKと超ワイド。
リビングにはビッグなシャンデリアが2つもシャインして、
アイが眩むぜ。
しかも、日本で買いそろえたっていう
高級ブランド食器コレクションに魅入ってしまって、
もうアップのスカイ状態。
奥にバスタブ付きのバスルームがあったが、
俺の大好きな札束浮かべてドンペリを飲む、
バブリー風呂にも使えそうだな。
俺も前の物件飽きたし、次はこの部屋で決まり。
これで周りの奴らに一バブル吹かせてやるか。

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これは、オレが入社して初めて担当した、
キャラものの企画だったんだ。
最初は成筋男、いや成金男のキャラクターをなかなか掴めなくて、
苦労したな。
こんな傲慢で金持ちなキャラは身近にいないから、
あまり入り込めなかったし。
でも、自分が成金男になりきって書いているうちに、
だんだん愛着が沸いてきて、楽しくなったんだ。
お馴染みの英語混じりのセリフも、
ついクセになって、
「あ~、今日はランニングしすぎて、
すっかりフットがスティックになったな」なんて、
私生活でも思わず出たことがあるくらいだぜ。
久しぶりにこれを書くと、オレも成金男になりたい、
いや、なってみせると思えてきた。
純金アレイで腕トレする日が来るのもそう遠くないかも。

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映画『苦役列車』から

「友ナシ、金ナシ、女ナシ。この愛すべき、ろくでナシ」

昭和後期の東京。
19歳の北町貫多は、幼少時に父親が犯した犯罪が原因で、
夜逃げと転校を繰り返し、鬱々とした青春時代を過ごす。
やがて一人暮らしを始め、日雇い労働で生計を立てるが、
日当の5500円は即座に酒と風俗通いで消えてゆく。
そんなある日、貫多が思いを寄せる女性には、恋人がいることが発覚。
オレは何をやってもダメだ、と悲嘆した貫多の一言。

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いつかは、映画絡みの記事を書きたいと思いつつ、
やってみるとなかなか大変でした〜。
どの作品のどのセリフにしようか、
考え出したらキリがなくて。
過去のジャピオンでこの記事を見つけた時は、
歓喜の余り「編集長! これやりたい!」
なんて宣言しちゃったけど、もう撤回するわ(笑)。
この映画のキャッチコピー、
ここにすべてが詰まってます。
中国語では「没朋友、没銭、没女人、無法討厭、又廃柴至極」。
「愛すべき」が〝嫌いになれない〟って訳されますね。
「挺可愛的」とは言わないんですね。
余談ですが、実はこの作品、
昨年の「上海国際映画祭」で観たんです。
それも、舞台挨拶付き。
未來、カッコよかったな〜。
今年は誰が来るのか、楽しみじゃ〜♪

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先輩の失恋に乾杯

 オンちゃん、今日、飲みに行くわよ!
 どうしたんですか?
いつもは〝彼氏とデートだから~。ごめんちゃい♪〟
とか言って、私の誘いを断ってたのに。
 そんな言い方してないわよ!
それに、彼氏とは昨日別れたから。
オ えー!! あの、J社営業部長の彼ですよね?
もったいな~い。
 うるさいな。とにかく、どこか行こうよ。
 じゃあ、永福路の「エル・カクテル」はどうですか?
照明を抑えたムーディな店内で、
「マルガリータ」(82元)で乾杯しましょ。
 そこって日本人のバーテンさんがいるとこ?
 そこです!
なんでも昔銀座のバーに勤めてた人で、腕はお墨付き。
しかもイケメン~♪
 今、男の話はいいや…。
 先輩はもう、ほぼアラフォーなんですよ!?
肉食系でいかないと!
 そ、そうかな。
オ そうそう、欧米人が多いお店だから、
英語の練習しなきゃですね。
 Yes、you can。

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私が上海に来たのは、2010年7月。
そう、実は私、紙面でこの記事を見たことがないんです。
ジャピオンに入社してすぐの頃、
企画作りの参考にしようと思って、
昔のデータを見ていた時に発見して…
なんか、このオンちゃんのミーハーな感じに
親近感を覚えたんですよね(笑)。
実際、先輩とも、たまに同じようなやりとりしてるし。
それで早速、似たような企画案を出したら
「パクリか!」って先輩に怒られちゃいました。
上海ってステキなナイトクラブがたくさんありますよね。
バー巡りは大好きだし、まだ続いてたら、担当したかったな。
あっ! 次の企画で、
「編集Sと先輩のバーdeミーティング」とかどうでしょう?
また怒られちゃうかしら。

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 「上海のナンバープレートは高いから、
なかなか車に手が出なかったけど、僕もやっと買えたんだ。
中古車だけど。〝我買了二手車〟っと書き書き」
山本 「〝2つ手のある車を買った〟やて?
どんな車やねん。あれか、車がロボットに変身する
トランスフォーマーってやつか。王君もまだ子どもやな」

王 「山本さん、さっき驚いたような顔してたな。
買ったのが中古車だから、呆れたのかなあ…」
山本 「子どもっぽいちゅうても、かわいい部下やからな。
今度、帰省した時に、日本限定販売のトランスフォーマー買うて来たるか。
王君の喜ぶ顔が目に浮かぶようやわ~」

説明しよう!
「二手車」は、中国語では「中古車」という意味である!
中国語の「二手」は、英語で〝中古〟を意味する
「secondhand」に由来する。
会話中、王君は、中古車とはいえ車を買った喜びを伝えたかったのだが、
山本さんは、「二手」をそのまま〝両手〟という意味に取り、
手の付いた車から変形ロボット・トランスフォーマーを連想したのだ。
想像力たくましいぞ、山本さん!
ちなみに〝トランスフォーマー〟は、中国語で
「変形金鋼」と訳される。
王君!山本さんは中古車を馬鹿にしたわけじゃないから、心配不要だ。
今度、山本さんを誘ってドライブに行こう!
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いや~懐かしい。
久々に書くと感覚がつかめないもんですねえ。
実はこの記事、自分がジャピオンに入社して、
初めてゼロから企画を起こしたものなんですよ。
ちなみに企画段階では、個人的趣味もあり(?)
王君は毛さんという名前でした。
しかし、今も尊敬してやまない当時の編集長から、
「もっと一般的な名字にして」という指令があり、
泣く泣く変更した記憶があります(遠い目)。
漢字文化圏という意味では、韓国も入ってくるので、
出張で来社した韓国人の金さんに登場してもらって、
日中韓3カ国筆談もやれたらと密かに企画を温めてます。
編集長! やってもいいですか?
って、自分が編集長だった…。
いつやるか? 後でしょ!?

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この間、マダム友とお茶してましたら、
1泊440元でお姫様体験ができる部屋があるとの情報が!
庶民派マダムの私にうってつけ♪
ということで、早速、チェックして参りました。
ホテルは、3・8号線「虹口足球場」駅、
3号線「東宝興路」駅から各徒歩10分。
ちなみに「虹口足球場」駅を出ますと
中国近代文学の父、魯迅先生ゆかりの地・魯迅公園が
広がっておりますのよ。
「コアラガーデンハウス」に「ユーカリカフェ」。
まるでオーストラリアへプチ旅行に来たみたいですわ。
お部屋は、1泊70元のドミトリータイプから、
500元のゴージャスルームまで色々そろってましてよ。
それではお部屋を拝見いたしましょう。
ピンクの壁に花柄のカーテン、テラス向かいに
チューリップ柄のベッドがございます。
木製家具は白と緑で統一。
これまた乙女心をギュッと鷲づかみますわね。
う~ん、トレビア~ン!
また、テレビ・エアコン完備、無料Wi―Fiも
利用できるというのですから、不自由ありませんわ。
夜はちょっと遠出して、老碼頭まで夜風に当たりにお散歩…、
その後はホテルに戻り、世界を旅してらっしゃいます
白馬の王子様(バックパッカー)と、
熱い語らいをいたしましたのよ。
ふふ、主人には悪いですが、独身時代に
タイムスリップしちゃいましたわ♪

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私、実は大学時代に、友達とよく
マダムごっこして遊んでたんです。
空き時間があれば、「ウチのボッチャンたらね…」、
「これ、こないだ旦那がプレゼントしてくれたんですの。
ほほほ、いえ、安物ですのよ。ほほほほほ」ってな具合に。
なので、庶民派マダムになりきって記事を書いてみたい!
という、安易な理由で復活させてみました。
今回紹介したホテルはドミトリー兼用です。
大学時代にバックパッカーをしてたからこそ紹介したい、
かわいく、かつ仲間と集えるステキなホテルです。
ネット予約で、お得な値段で泊まれるので、
トレビア~ンな部屋、探してみてくださいね。

~上海ジャピオン2013年5月10日号

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