運で進める飛行機のコマ
《ルール》
①プレイヤーはサイコロの出た目に応じてコマを進める
②最初に6の目が出ないと、スタート地点に立てない
③自分が進むマスに、ほかのプレイヤーのコマが先にあった場合、そのコマを弾いて、格納庫に戻すことができる
④先に4機すべてを真ん中のゴールに到達させたものが勝ち
⑤ゴールのマスに確実に辿り着く数字でないと、ゴールできない
本日最初に遊ぶのは「飛行棋」。サイコロの出た目で進め、誰が先に辿り着くかを競う極めて単純なゲームだ。まずは店員さんが簡単にルールを説明してくれたが、早くもおかやんがパニックに。戸惑う彼をよそに、よっしゃんはさっさとサイコロを振ってゲームスタート。
6が出なければコマをスタート地点に置けないわけだが、出るのはほかの数字ばかり。6分の1の確率ということでさすがに難しく、2巡してようやくジョンに6の目が。
ほかのメンバーがまだスタート地点でモタついている頃、ジョンはコマをスイスイと進めていく。ワープゾーンもうまく利用し、さらに先へ…。おかやんがようやく1つ目のコマを動かしたが、ジョンはその時すでに1機目をゴールさせ、3機目を出発させていた。ジョンの3機目がおかやんの1機目を追う形になり、気が付けばその差はたった2マス。運良く2が出て、おかやんのコマが弾き出され、また6が出るまでサイコロを振るハメに。こういう事態に備え、6が出た時はコマを格納庫からスタート地点に動かしておくべき、と悟ったおかやんだった。
ルールがわかりやすく戦略性も少ないので、誰にでも楽しめるゲームと言えよう。
列車の路線を繋げよう
《ルール》
①各プレイヤーは、自分の列車コマ45個、列車カード4枚、乗車券カード3枚をもらう
②プレイヤーは山札の列車カードもしくはオープンされている列車カードから2枚引く
③区間に対応する列車カードを、必要枚数使用。列車コマをその区間に設置するとコマの数に応じて得点が入る。ミッションを達成すると得点が入る
④いずれかのプレイヤーの列車コマが残り3つ以下になったら、ゲーム終了
取材班が次にチャレンジするのは「チケット・トゥ・ライド」。ヨーロッパを舞台に、例えばマルセイユからベルリンなど、都市間を結ぶ列車路線を完成させ、最終的に得たポイントの合計数を競うゲームだ。
「とりあえず始めてみようや!」と、よっしゃんがまずはカードを引く。一方でまだルールを理解できず、悩むおかやん。まずボード上で乗車券カードに書かれた区間を探し、そのマスと同じ色のカードをマスの数の分だけ出し、カード枚数に相当する列車コマを置けばいい。但し、自分の任務となる線路は妨害される恐れがあるので、人に知られてはいけない、とジョンが説明。ようやく要領を得て、進めていくおかやんだったが、早速よっしゃんに見破られ、途中で妨害の憂き目に遭う。そうこうしている間にジョンが1本目を完成。ミッションとなるのは長短2コースがあり、ともに完成させなければならないが、終了時に未完成の場合、乗車券カードに記載されている数値と同数のポイントを減点されるので、最初は目的地区間の開通に専念したい。
相手の動きを読んで進めていくので、戦略や心理戦が好みの人にオススメと言える。
違和感を覚えたら疑え
《ルール》
①札の中にスパイの札が2枚あるか確認し、よく切ってから均等に配る
③サイコロを振り、出た数字に対応する単語を札から探し、その単語について、各プレイヤーが説明。但し、単語そのものを口にしてはいけない
④全員の説明が終わったら、多数決で誰がスパイかを決める
⑤スパイと疑われた人は、札から中のカードを抜き取る。「我是臥底」と書かれていたらスパイで、「我是良民」なら一般人、つまりハズレ
⑥平民とスパイで、最後に残った側の勝利
中国のバラエティ番組『快楽大本営』で有名になったこちらのゲーム。ゲーム参加者の発言から誰が犯人かを推測するもので、参加人数が多ければ多いほど盛り上がる。
まずはジョンがサイコロを振り、ゲーム開始。出た目は6。メンバーはそれぞれ札に書かれた、6に当たるワードを見る。ジョンとおかやんの札に書かれていたのは「賞牌(メダル)」。最初の段階では誰がスパイなのかはわからないが、参加者の単語についての説明を聞いてさぐっていく。「3つの色があるよね♪」、「オリンピックではいつもアメリカが最多」などと、解説していくが、「今回のW杯ではブラジルがゲットかな?」と発言したよっしゃんを疑わしく思ったおかやんは、彼がスパイと確信。ほかのメンバーもよっしゃんを疑い始めたところで、札をめくらせると、案の定「臥底」と書かれていた。よっしゃんの札に書かれていたのは「賞杯(トロフィー)」だったのだ。そしてもう1人を探し出すために、新たにサイコロを振るメンバーであった。
単語はすべて中国語。中には難しい単語もあるので、電子辞書を使って遊ぶと良いだろう。
2秒で見極めろ!
《ルール》
①各プレイヤーが裏向きに重ねて置いたカードを1枚ずつめくっていく
②めくったカードに描かれているフルーツが5個になったら、真ん中に置かれたベルを叩く
③ベルを鳴らした人は、場に出ているカードをすべて貰い、手札に加えることができる
④最後に手札が最も多かった人が勝ち
スピードと反射神経がカギと言えるこちらのゲーム。
バナナ、イチゴ、サクランボ、レモンの4種のフルーツがある。必死になるあまり、フルーツの色や数を見間違えてついついベルを押してしまうなんてことも…。その場合はお手付きになり、自分の手持ちカードから他のプレイヤーに1枚ずつ配るというペナルティがあるのでしっかり見極めよう。
中国オリジナルゲーム
《ルール》
①身分カード(主公、忠臣、反賊、内奸の4種)を配り、各プレイヤーの身分を決定
②各プレイヤーは武将カードから、自分が演じる武将を選択。その後、武将カードの体力値を示す体力カードを選ぶ
③攻撃、体力回復、回避の3種類の基本カードを山札から引く
④最後まで生き残り、自分の身分の勝利条件を満たせば勝ち
2008年に登場し、中国で一大ブームとなった「三国殺」。
自分が演じる武将の攻撃や能力で他プレイヤーと戦い、身分カードに書かれた任務を全うしていく。主公以外は倒されるまで身分を公表しないので、プレイヤーたちは、誰がどの身分なのか、つまり、誰が味方で誰が敵なのかわからないままプレーすることになる。味方だと思っていた相手が実は敵だったり、主公にとって最大の敵が忠臣だったりすることもある。
~上海ジャピオン2014年6月13日号