おうちバー! 手作りカクテルに挑戦

炭酸×炭酸の甘いビール

ビールは基本的にそのまま飲む人が多いと思うが、ビールを使ったカクテルも数多くある。「ディーゼル」がその代表格で、自宅でも簡単に作ることができる。

用意するものは、ビールとコーラだけ。まずビールをグラス半分ほど注ぎ、その後コーラをイン、そして好みに応じてスライスレモンorレモン汁を投入すればできあがりだ。炭酸に炭酸を混ぜてどうなるのか…と心配したが、特別ビックリするような化学反応は起こらず。見た目はコーラのような黒色で、濃い泡が立ち上がった。気になる味は、ビールの苦味が和らいでむしろ少し甘くなっており、スッキリ飲みやすい。

ビール好きの人はやや物足りさを感じるかもしれないが、ホップの苦味が苦手な人にはちょうどいい塩梅になっている。またコーラをジンジャーエールに変えると「シャンディーガフ」になり、ショウガの辛味が味を引き締め、キリリとした味わいに様変わり。

爽やかオレンジカクテル

続いて紹介するのは、見た目に鮮やかな「スクリュードライバー」。これは、ウォッカとオレンジジュースを混ぜ合わせるだけという、作り方が超簡単なカクテルだ。

オレンジジュースをグラスに半分ほど注ぎ、好みの量のウォッカを足せばできあがり。蒸留酒のウォッカは基本的に無味無臭のため、味はオレンジジュースにほんの少しアルコールを感じるだけ。アルコールが得意な人は、ウォッカを多めに、苦手な人は少なめに調整しよう。味だけでなく食感も楽しむなら果肉入りジュースを使ったり、オレンジをトッピングしたりするのも◎。ママ友会のほか、子ども連れの時は子どもにオレンジジュースを、大人はスクリュードライバーで乾杯するのもグッド。子どもが誤ってアルコール入りの方を飲まないように気を付けて。

スピリッツと炭酸で爽やか

カクテルの中でも比較的有名なモヒートは、見た目も味も爽快だ。このベースはジンだが、今回は同じスピリッツ(蒸留酒)であるウォッカを使った「ウォッカ・モヒート」に挑戦してみる。

グラスにライムを絞り入れ、好みで砂糖を入れて味を調える。ミントの葉(薄荷)と氷を入れ、ウォッカ40~50㍉を注ぎ、最後にソーダでグラスを満たしてステア(軽くかき混ぜる)すればできあがり。今回はスライスライムも入れて、暑さを吹っ飛ばす、すっぱ系の味にした。ソーダのシュワシュワとしたのど越し、ミントとライムの爽やかさが、初夏の暑い夜を忘れさせてくれる。ウォッカは無味無臭なので、アルコール臭が苦手な人でも飲みやすいはず。ジンやウォッカ、ラム、テキーラなどスピリッツと炭酸は相性が抜群で、ジンにソーダを加えてジン・トニック、ソーダをジンジャーエールに変えてジン・バックとなるので、応用が利きやすい組み合わせだ。

白酒と柑橘系の相性が◎

続いて、中国酒をベースに使ったカクテルにトライ。バー「1945中国酒館」で提供されているカクテル「鳥語花香」を少しアレンジして、自宅で再現してみた。

用意するものは、白酒にオレンジジュース、パッションフルーツ(百香果)。パッションフルーツは軽く水洗いした後、半分に切って中の果肉・種部分をくり抜くのだが、皮が結構硬いため、包丁の先端で突き刺して切れ目を入れると切りやすくなる。その後果肉・種をグラスに入れ、白酒をひとまず10㍉リットルほど投入、最後にオレンジジュースを注げば完成だ。氷がある場合は、入れてもOK。飲む前は少し白酒の香りが漂うものの、オレンジの爽やかさ、パッションフルーツのみずみずしさ、そしてプチプチ食感が白酒によくマッチし、飲みやすくなった。白酒と柑橘系の相性がいいので、グレーフルーツなどと混ぜてみても面白いかもしれない。

シュワシュワ白酒カクテル

レモンライム風味の炭酸飲料「スプライト(雪碧)」。ソーダやジンジャーエールとも一味違うこの炭酸を、白酒に混ぜて作るのが「天池」というカクテルだ。

白酒にスプライトを加え、好みでスライスしたレモンかライムを入れるだけでOK。白酒は無色透明なため、見た目は完全にスプライトそのもの。基本は400㍉サイズのコップに対して白酒30㍉ほどだが、スプライトの味を結構しっかり感じるので、白酒を倍の60㍉入れると〝ザ・カクテル〟のアルコール飲料になる。爽やかさの中にやや苦味を感じ、ほろよい気分に浸れる。スライスレモンorレモン汁を入れると、酸味がプラスされ、より一層旨味が増す。ライムを入れると、酸味と苦味で爽やかながら〝大人ビター〟の風味に様変わり。スプライトには結構な量の糖分が含まれるため、甘さが気になる人は低糖タイプのソーダ水を使おう。

まとまりのない味で残念

白酒と同じく中国酒の代表格・紹興酒。これも基本的にはストレートで飲むことが多いが、紹興酒特有の甘味が日本人の舌には慣れないことが多い。そこで紹介するのが「上海ハイボール」という、紹興酒版ハイボールだ。

ハイボールと同じ要領で、紹興酒とソーダを1:3~4の比率で入れて、最後にレモンをトッピングすれば完成。氷を加えるとひんやり感が加わり◎。見た目はハイボールの色を少し濃くした感じだが、肝心の味は…う~ん、甘さは抑えられているが、その分酸味がプラスされまとまりのないカオス気味の味わいになってしまった。

ソーダではなくジンジャーエールにすると「香港フィズ」になるのだが、これも「上海ハイボール」同様締まりのないカクテルに。混ぜる比率を間違ったのかもしれないが、いずれも失敗感が否めない。紹興酒カクテルは自分で作らず、バーで注文した方がいいだろう。

南国気分を味わえるソーダ

最後に、酒が苦手な人や子ども向けノンアルコールカクテル(ジュース)を作ってみた。

初夏にピッタリパッションフルーツ。グラスにパッションフルーツの中身を入れ、ソーダを加えるだけで、ノンアルカクテル「パッションフルーツ・ソーダ」ができあがる。ソーダを注ぐ際にかなり泡立つため、グラスを傾けながらゆっくり入れるのがポイント。種のプチプチが口の中で弾け、おいしい! 甘い炭酸ドリンクが好きな人は、これに砂糖やガムシロップ、ハチミツを少したらして甘さを調整しよう。あるいは、ソーダではなくオレンジジュースを加えると、柑橘×柑橘で、気分はさながら南国気分に。さらにカットオレンジやレモンなどを入れると、フルーツポンチに近い感じになる。

日本ではなかなか食べることがないパッションフルーツ。中国ならではのフルーツジュースを楽しもう。

甘さ控えめレモンティーに

中国で有名なレモンティー「維他檸檬茶」。これを使って、レモンティーソーダを作ってみよう。

グラスにスライスレモンと氷を投入、レモンティーとソーダを1:1~2の割合で入れ、最後にステアすればOK。レモンティーに炭酸がプラスされ、口の中が爽快になる。「維他檸檬茶」自体は結構甘いのだが、ソーダで割ることで甘さ控えめに。逆に甘さが足りない人は砂糖を加えても大丈夫だ。ここにミントを添えると、やや苦味で引き締まった味わいに変化。

紅茶に似た味のカクテルに「ロングアイランド(アイスティー)」というものがあるが、これは紅茶を1滴も使わずにジンやウォッカなどで紅茶の味を再現。これを真似し、先ほどのレモンティーソーダにスピリッツを加えて〝ロングアイランド風〟レモンティーカクテルにするのも◎。

~上海ジャピオン2020年5月8日発行号

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