6月22日(土)午後、上海市宝山区の月羅公路にある化学工場「上海広裕精細化学有限公司」で、男が6人を殺害、4人に怪我を負わせ、同区警察は男を殺人と傷害の疑いで逮捕した。
事件当時、犯人の男は同僚と揉め、相手を撲殺。その後、従業員宿舎から個人所有の猟銃を持ち出し、無許可営業のタクシーで浦東新区へ逃げ、運転手を殺害した。自身でタクシーを運転して工場へ戻る途中、軍隊駐屯地の守衛1人を射殺、再び工場内で3人を殺した。
男は同社の事務主任として働く62歳で、40%の株を所有していた。関係者によると、同社は4~5年前から業績不振に陥り、昨年から男と経営者の間で度々衝突が起こっていたという。
警察は、男と経営者の間のトラブルが原因と見ているが、詳細については調査中。(6月24日)
~上海ジャピオン2013年6月28日号