中国最古の鉄橋として上海市民に親しまれてきた「外白渡橋」(ガーデン・ブリッジ)が、2月25日(水)、26日(木)に、10カ月余りの検査と補修を終え、元の位置に戻された。
架設工事初日となった25日には、あいにくの雨にもかかわらず、200人以上の市民や観光客が黄浦公園付近に集まり、橋の架設を見守った。
外白渡橋は、25日、上海造船所のドックから、はしけで約30分を掛けて設置箇所に運ばれた。満潮の午前11時を待って架設作業はスタートし、半日をかけて橋の北半分が、翌26日に橋の南半分の作業が行われ、無事架設に成功した。
同橋は、1907年に建設された、全長106・7㍍の鉄橋。移送作業は昨年3月1日より行われ、同4月7日に移送が完了し、補修作業が行われていた。
架設工事成功に伴い、4月初めから通行可能となる。車線数は、南から北方向に1車線、北から南方向に2車線となる見込み。
(2月27日)
~上海ジャピオン3月6日 発行号より