ドイツ産上海蟹、予約3万件  中国当局の許可なしで販売

上海市では最近、共同購入業者「大地原生蘇州電子商務有限公司」が、ネット上でドイツ産上海蟹の販売予約を行ったところ、数日で約3万件の予約が入り、注目を集めていた件で、国家品質監督検査検疫総局は、8月22日(木)、当局はドイツ産上海蟹の輸入を許可していないことを表明した。

さらに当局は、ドイツからの輸出及び企業からの検疫申請も受け取っていないため、正式な検疫を行っておらず、変異や汚染の可能性を示唆。消費者への注意を呼び掛けている。

ドイツ産の上海蟹は、100年ほど前に貨物船によって持ち込まれた。現地では淡水ガニを食べる習慣がなく、また生育に適切な環境が整っていたため、大量に繁殖し、漁民を悩ませていたという。近年、ドイツでは、上海蟹のアジアへの輸出を積極的に進めていた。(8月23日)

~上海ジャピオン2013年8月30日号

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