京滬高速鉄道部は4月3日、北京-上海間の高速鉄道計画について、年内に公式着工し、2010年の導入を目指すと発表した。同鉄道の上海駅は、虹橋地区になる予定。
鉄道は全長約1318㌔メートルで、1㌔あたりの投資額は1億元。導入後は、ピーク時で3分おきの発車が可能となる。北京-上海間の運賃はこれまでより多少値上がりする見込みだが、それでも航空券に比べると安くなるという。
同鉄道計画の投資額は、国内の「中長期鉄路網計画」の中でも最大のもの。完成すれば、最高時速350㌔メートル、北京、天津、山東、南京、上海の虹橋など21の地域を結ぶこととなる。
また、北京-上海間の所要時間はおよそ5時間と、現行よりも9時間短縮でき、発車間隔も大幅な短縮となる。
関係者は、「運賃は多少値上がりするものの、高速で安全性に富み、快適で、時刻表どおりに運行する。市民の足として大いに活躍するだろう」と話している。(4月4日)
~上海ジャピオン2006年4月7日発行号より