市の生活保証水準を調整  月最低賃金が200元増

上海市人民政府及び市委員会は、4月1日(土)より、市の最低賃金を1620元から1820元に引き上げることを発表した。

市の最低賃金引き上げは、1993年に「最低賃金規定」を導入して以来、国際金融危機に見舞われた2009年を除き21度目。時間給では、1時間当たり14元から17元への引き上げが行われた。

今回は最低賃金のほか、失業保険と就職補助金、労働者災害保険の「生活保障待遇水準」3項目に関し、見直しと調整を実施。失業保険は個人の納税額と年齢によって3段階に分類し、1年目は1カ月当たり1065元、1120元、1170元に設定された。なお、2年目は1年目の受給額の80%が支払われる。

同委員会によると、今回の調整は市民の生活費、物価指数、平均給与、経済発展の水準などに基づき設定。市は、中国で最低賃金の最も高い都市となっている。(3月28日)

~上海ジャピオン2014年4月4日号

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