1日1個で医者いらず
――外食が多く、食事が偏っているせいか、便秘やお腹が緩い状態を繰り返し、どうも安定しません。先生、何か良い方法はありませんか?
先生 それは、腸内で食物の分解や吸収などの働きをする細菌の数が、食事や環境の変化に伴って変わったことが、原因の1つかもしれませんね。そんな方には、皮付きの「リンゴ」を毎日食べることをオススメしています。
――皮付きのままで食べるんですか?
先生 はい。リンゴの皮と実の間には、多糖類のペクチンが豊富に含まれているんですよ。ペクチンには、腸内の有害物質を吸着し、排泄を促進して善玉菌を増殖させる働きがありますので、快便効果が期待できるんです。さらに、リンゴに含まれるカリウムは、外食などで摂り過ぎた塩分など、余分なナトリウムを、排泄してくれる働きもありますので、高血圧予防にも効果的と言えるでしょう。まさに「1日1個のリンゴで医者いらず」とはよく言ったものですね。
――お医者さんに言われると、さらに納得です。
先生 私も、上海に来た当初、腸の調子が悪くなって困ったんですが、毎日食べ続け、腸の調子が改善されました。食べる際は、表面を十分に洗ってくださいね。
~上海ジャピオン2014年5月16日号