2日酔い予防にリンゴ
――4月は歓送迎会で酒を飲む機会が多く、2日酔い気味です。
先生 アルコールを取り過ぎると、身体に様々な悪影響を与えてしまいます。そんな時は、飲酒前に「リンゴ」を食べましょう。
――え、あのフルーツのリンゴですか?
先生 酒を飲むと、肝臓には脂肪が溜まって脂肪肝に、胃にはアルコールの刺激で胃潰瘍などになるリスクが高まります。また脳の皮質が委縮することで、脳梗塞を起こすことがあります。リンゴには体内のビタミンCを増やす働きがあり、ビタミンCが二日酔いの原因物質「アセトアルデヒド」の分解を促します。またリンゴに含まれるポリフェノール「プロシアジニンB2」には、抗酸化作用があり、肝臓を保護してくれるんですよ。
――具体的な取り方を教えてください。
先生 酒は極力摂取しないのが理想です。もし飲酒するのであれば、飲酒する30分前にリンゴやミカンを2~3個分、牛乳、ヨーグルトを取りましょう。リンゴやミカンはジュースでも大丈夫ですが、加工前のものをそのまま食べるのがベスト。さらに飲酒後、特に酔っ払ってしまった人がいれば、その人にリンゴを食べさせたり、ハチミツ入りショウガ汁を飲ませたりすると、肝臓を保護してくれます。
~上海ジャピオン2019年5月3日発行号