上海計画及び国土資源管理局は近日、市奉賢区海港開発区内2区画の競売を中止したことを発表。市において今年初の落札失敗となった。
同開発区は浦東新区の人気エリア「臨港新城」に隣接するも、辺鄙な立地に加え政策面での利点に欠けるとして、価格が下落。販売開始額は5万3339元、建設用地面積は約2万8000平方㍍だった。また今年1~5月期の同エリア住宅商品平均価格は、1万1500元。主力商品であるマンション物件でも約1万1000元と、市で販売されるうち、最低価格商品の1つとなった。
関連企業によると、1~5月の市の住宅販売成約面積は335万平方㍍で、昨年比31・8%減。6月に入っても改善は見られていない。(6月12日)
~上海ジャピオン2014年6月20日号