上海市浦東新区川沙エリアの団地「心圓西苑」で11月22日(土)、団地
内の建物1棟が傾き、隣の棟に接するという出来事があった。
傾いたのは15階建ての17号棟で、両棟の間隔は10㌢ほどしかなく、屋上
部分が北西方向に隣接する18号棟と接触していた。接触により、土台部分
や居室内の壁にも無数の亀裂が生じている。
市関連各部門は24日(月)、実地調査を展開。同団地を管理する不動産
会社の責任者によると、今回の現象は建物自体の傾斜ではなく、地盤沈下
によるものという。亀裂も建物外観装飾部分のみで、住民が不安を感じる
必要はないとの見方を示している。(11月24日)
~上海ジャピオン2014年11月28日号