南京路にある新世界百貨店10階に、5月1日、「上海杜莎夫人蜡像館」(上海タッソーろう人形館)が開館した。ゴールデンウィーク期間中の7日間の来館者数は2・81万人、1日あたり平均約4000人がろうで作られた有名人たちと対面した。
展示しているろう人形には、俳優の劉徳華(アンディ・ラウ)氏や郭富城(アーロン・クォック)氏、張柏芝(セシリア・チョン)氏などのほか、元アメリカ大統領のビル・クリントン氏など。
注目度の高いろう人形では、オープンから1週間で、当初の姿にサングラスや手袋を加えるなどの変化も施された。
劉徳華(アンディ・ラウ)のろう人形に至っては、香港在住の本人から、映画「無間道(インファナル・アフェア)」で使った衣裳が郵送され、衣裳の交換がなされた。また、3年前に他界した張国栄(レスリー・チャン)氏の人形の前には、献花や人形と記念撮影をするファンの姿も見られた。
関係者は、「人気のろう人形に関しては、時に変化を加え、観客の再訪を期待している。また、観客の意見を参考にしながら、年に有名人4~6人の新しいろう人形を増やす予定」と話した。
館側の危惧していた観客の接触によるろう人形の破損など、大きな問題はみられなかったという。(5月8日)
~上海ジャピオン2006年5月12日発行号より