上海市委員会は1月21日(水)、黄浦区外灘で昨年末発生した将棋倒し事故に関する調査報告を公開。これによると、同区公安局及び市公安局の職員計4人を免職処分としたほか、同区委員会書記や区長が免職など関係者7人も処分されたことがわかった。
事故が起きたのは昨年12月31日(水)23時35分頃。外灘陳毅広場のカウントダウン見物に訪れた市民が、階段で将棋倒しになり、36人が死亡、49人が重軽傷を負った。
今回の調査報告では、安全に関する危機管理意識が確立していない、管理体系の緩み、統治の甘さなどを指摘。また免職処分となった職員は同日、付近の高級日本料理店で、公費での飲食をしていたことも明らかになった。
なお49人の重軽傷者のうち47人がすでに退院、残る2人は重傷で現在も治療中。また市政府は犠牲者の遺族に対し、80万元の慰撫給付金を支払うことを発表。うち50万元が黄浦区人民政府から、30万元が厚生団体からによるもの。(1月22日)
~上海ジャピオン2015年1月30日号