重慶市渝北区にて、9月9日(水)、1人の男性が栄養失調で昏倒し、近辺を管轄する派出所の警察官によって、病院へ運ばれる出来事があった。
男性は20歳代で、四川省出身。近くの工場に勤め始めて10日あまりで、持ち合わせの金がなく給料日までまだ日があるため、クラッカーと水で飢えをしのいでいた。
しかしながら警察が勤め先に問い合わせたところ、工場内の食堂で1日3食を支給しており、工員は後払いで食事が摂れるという。
再び警察が男性に問い質すと、内向的な性格のためこれまでほかの工員と口をきかず、食堂の場所も知らなかったと話した。
検査によると極度の栄養失調で低血糖を起こしていた。
~上海ジャピオン9月18日発行号