虹橋空港で管制トラブル  飛行機同士があわや衝突

上海市長寧区の虹橋空港で10月11日(火)、空港管制ミスにより飛行機2機が異常接近したトラブルを受け、中国民用航空華東地区管理局は近頃、同空港管制塔の管理職全員を懲戒解雇、もしくは免職に処すことを明らかにした。

このトラブルは同日12時頃発生。天津行きの東方航空エアバスA320が滑走路で離陸態勢に入ったところ、前方に滑走路を横切るエアバスA330が出現した。発見時点で時速200㌔まで加速していたA320の機長は離陸の続行を決断、A330の上を掠めて離陸し、衝突を免れた。この時両機は、垂直距離で19㍍まで接近したと言う。

その後の調査で、同空港の管制官が勘違いで、A330が移動途中の滑走路において、A320の離陸許可を出していたことが判明。同時に、A330が管制塔との交信を断ち、周囲の確認など安全手続きを怠っていたことが指摘された。同局はこの問題に対し、正式な処分を後日下すとしている。

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(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2016年10月21日号

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