19日午前10時、上海南駅の電気系統設置工事が終了し、試運転も無事に成功した。これにより、約4年に渡って行われてきた建設工事はほぼ完成し、7月1日の正式営業開始に向け、準備が整ったことになる。
20日には、かねてからの予定通り、上海南駅での切符販売もスタートしている。販売時間は8時~17時で、7月1日からは24時間販売となる。上海南駅の業務開始に伴い、梅隴駅と上海西駅は、それぞれ6月25日と7月1日に、旅客運送業務を暫定的に停止する予定。各駅の今後の旅客運送は、旅客マーケットの変化を見ながら決定する。
上海南駅は、軌道交通、鉄道、リニアモーターカー、公共バス、タクシー、長距離バスと接続する、市内最大規模の交通ターミナルとなる予定。上海駅との間は、軌道交通1号線と3号線によって接続する。また、上海南駅に接続する公共バス路線は、144路、236路、729路、867路、973路、上朱線、上嘉線、上滄線(旧滄石線)、空港バス7線、の計9路線になる。
完成すれば、構内には、国内最大の地下空間(標準的サッカー場40個分に相当)や、支柱を用いずに建造した直径152メートルの円形ロビーなどができる。
(6月20日)