上海市では近頃、公営墓地の不足や、価格の高騰が問題となっていることがわかった。
専門家は、現在の埋葬方法では、10~15年以内に市の墓地が不足に陥ると予想。これを受け市では、樹木を墓石代わりとする「樹木葬」や、「芝生墓地」、遺骨を結晶化する「生命晶石」など、面積を取らない埋葬方法を推進している。また市内の墓地平均価格は1平米当たり6万元で、全国1位。高級墓地は1平米30万元にも上ると言う。
そのほか蘇州市で近頃、同市以外の籍を持つ者が、同市の墓地を買うことを禁ずるという条例を発表したが、上海市民への影響は少ないとしている。
~上海ジャピオン2017年4月7日発行号