届きにくい歯の隙間に
――元々歯磨きの時にオエッとなりやすかったのですが、最近つわりがあり、ますますツラいです(涙)。
先生 妊娠中は虫歯や歯周病になりやすいので、しっかりブラッシングしたいですね。そんな時は「タフトブラシ(1本ブラシ)」を使いましょう。
――変わった形の歯ブラシですね。
先生 毛先が中心部に向かって三角にカットされていて歯の形にフィットしやすく、普段磨きにくいところを磨くのにピッタリです。虫歯になりやすい歯間や奥歯、歯茎のポケット、親知らずの奥の面などに残った食べカスや歯垢をしっかり除去できるんですよ。ヘッドが小さく、長い柄のペングリップで握りやすいように設計されています。普通の歯ブラシと組み合わせて毎日使ってみてくださいね。
――歯間ブラシとは違うのでしょうか。
先生 こちらは歯間ブラシと異なり、様々な大きさの隙間にこの1本で対応できるのが特長です。妊婦以外でも嘔吐反射のある人や矯正のブラケットを使用中の人、インプラントの人、口腔内に傷がある人はこのブラシを使ってみてくださいね。子どもの仕上げ磨きにも適しています。毛先の硬さは普通のものを選ぶのが一般的ですが、ブラッシングの力が入りやすい人は柔らかめを選びましょう。
~上海ジャピオン2017年6月23日発行号