上海市浦東新区や静安区で最近、休憩専用のカプセルホテルが登場したことがわかった。
休憩スペースは全長約2㍍、幅約1㍍。中にエアコンを設置していないものの、換気扇と鏡を設けており、使い捨てのシーツや枕カバー、ウェットティッシュなどが付く。スペースのドアは、QRコードをスキャンすると開く仕組み。利用料金はピーク時が30分10元、非ピーク時は6元で、オフィスワーカーなどの利用を想定していると言う。
一方で公安部消防局は、防災対策が万全でないとして、同ホテルに対し取り調べを行っている最中であることを明らかにした。同局は2011年にカプセルホテルが市に登場した際にも、市住房和城郷建設管理委員会が定める使用面積の条件をクリアしておらず、換気扇の設置も不十分で、火災が発生すると甚大な被害が生じる恐れがあることから、行政許可を下さなかったと言う。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2017年7月21日発行号