先月市内スーパー各所で実施した食品安全調査の結果を受け、上海市消費者権益保護委員会は、7月13日(木)、問題のあった食品のリストを公開した。〝問題食品〟の多くはカルフール、ウォルマート、易初蓮花、好又多などの大型量販店で販売されていることが分かった。
同調査は、6月8日(木)~13日(火)の6日間に渡り、大型量販店からコンビニまでを含む、市内54カ所のスーパーで実施された。120人の消費者ボランティアが抜き打ちで調査にあたり、調査項目は、ラベル表示、生産日時、品質保持期間など多岐に渡った。
調査の結果、問題があると判断された食品は70にのぼった。最も多かったのはラベル表示の問題で、品質の安全性を補償するQSマークを無認可で使用するケースが目立った。また、ばら売りの商品に埃がたまっている、冷凍庫の温度が基準値の零下18度以下を満たしておらず、食品にカビが生えている、などの状況も報告された。
消費期限切れの食品が最も多く発見された易初蓮花は、すでに同委員会の報告を受けて現場管理を改めており、すでに問題は改善したと表明している。
(7月14日)
~上海ジャピオン7月21日発行号より