中国温泉の楽しみ方
オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。い~い湯だ~な、と。オレは今、山口温泉…じゃなかった、洱海県にある「下山口温泉」で風呂満喫中。朝っぱらから露天風呂なんてサイコー。中国の温泉はバラが浮いていたり、噴水が付いていたり、色んな工夫がされていて面白いよな。しかも混浴なんだぜ…もちろん水着は着てるんだけど。気になっていた腰痛も、昨日からの温泉三昧で、何となくよくなってきた感じ。まあ、あと1日ぐらいは念のためゆっくりと移動することにしよう。
さて次の街、大理市は洱海県から目と鼻の先。この前行った麗江市と同じく観光都市だから楽しみだぜ。
大理石の産地、大理市へ
おっ見えてきた、あれが「洱海」か。大理市の中心をデンと占める湖で、有名な観光スポットだよな。ここの湖には伝説が残っていて、その昔、ある帝王の娘が、戦争に行って戻ってこない夫を案じて流した涙が湖になったと言われているんだ。ちなみにその後、娘は夫と再会するも死んでしまい、それを嘆いた夫が、この湖のそばにある「蒼山」になって、湖を守っているそうだぜ。何だか悲しいよな。
そんなことを思っているうちに「大理古城」に到着。あれ、この古城は麗江市の「麗江古城」と違って、周りをガッチリ城壁で固めていたんだな。ん?街並みに使われているこの白っぽい石ってもしかして…大理石!?さすが大理石の産地、贅沢だなー。よし、今日はここの民宿で、大理石に囲まれて寝ることに決めた。いい夢見られるかも(笑)。早速、宿を探すとしますか。 さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ!
~上海ジャピオン2018年1月5日発行号