グレープ由来の油で健康に
――調理用油に関するニュースを見て、油の質に気を付けるようになりました。オススメの種類はありますか。
先生 一番オススメなのはオリーブオイルですが、値段や調理のしやすさを重視するなら、こちらの「グレープシードオイル」を使ってみてはいかがでしょうか。
――ほかのオイルとはどのように違うのですか。
先生 こちらはブドウの種を使った油で、体内では生成することができないオメガ3・6・9系の脂肪酸が、オリーブオイルの次に多く含まれています。これらの脂肪酸は、心臓病などの疾病予防に欠かせない成分なんですよ。オリーブオイルは加熱すると酸化しやすくなってしまいますが、この油は酸化しにくいのが特長。さらに価格は1本50元前後と高くないので、サラダオイルの代わりとして使うのにピッタリです。
――そうなんですね!早速試してみます。
先生 使い方や摂取方法は普通のサラダオイルと同じで、基本的に誰が食べても大丈夫ですよ。なお脂質の摂取量は決まっていて、40代男性の場合、1日の基準量は58・9~88・3㌘、40代女性は44・4~66・7㌘とされています。自分たちが取る油にも気を使い、健康的な食生活を目指しましょう。
~上海ジャピオン2018年2月9日発行号