目の潤いをサポート
――上海に来てから、目の乾きが気になります。
先生 上海では都会特有のホコリやビル風などが目に悪影響を与える要因になっています。またスマートフォンやパソコンの長時間利用により、瞬きの回数が減少します。そして加齢で涙の分泌量が減る一方なんです。そんな時は、人工涙型点眼剤「右旋糖酥羟丙甲繊維素滴眼液」を使いましょう。
――加齢でも徐々に涙が減ってしまうとは!
先生 こちらは人間の涙の成分に近いので、自然な形で目の保湿をしてくれるんですよ。また目の表面を保護してくれるので、異物感や目の不快感や目のかすみにも効果が期待できます。強い清涼感がないので子どもやコンタクトレンズの人も使用して構いません。
――やさしく目が潤うんですね。使用上の注意点を教えてください。
先生 使い方は、1回1~2滴、1日3~4回を目途に、差してください。アレルギーの人、赤み痛みが出る人、運転中など涙目の状態が危険な人は使用を控えましょう。妊婦の人は要相談です。使用後も改善が見られない強度のドライアイの場合には、眼科を受診し、専門的な判断を仰いでください。ほか、この点眼剤は子どもの手が届かない場所に保管し、1カ月以内に使い切りましょう。
~上海ジャピオン2019年8月30日発行号