大手運送企業「順豊速運(SF EXPRESS)」が最近、微信ミニプログラム「豊食」の運用を開始。同社が、フードデリバリー分野に進出したことがわかった。
新型コロナウイルス感染症の影響で飲食店のイートイン利用が制限される中、フードデリバリーの需要は増加。同ミニプログラムでは「ケンタッキー・フライド・チキン」や「吉野家」、「真功夫」など約100に上る飲食ブランドと提携し、個人・企業に向けたデリバリーを提供。しかし現在注文できるブランドは8ブランドにまで減少し、また個人の注文は不可になるなど、運用に陰りが見られる。同アプリの正式運用は、5月末になる見込み。
「順豊速運(SF EXPRESS)」の市場価値は2000億元に上るといわれ、上海市や北京市、広東省広州市、深セン市などでは生鮮や薬の配送サービスも始めている。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2020年5月22日発行号