歴史建築物5棟で曳家工事 移動距離は上海史上最長

上海市静安区にある歴史的建築物「安康苑永慶里」5棟を、そのままの状態で移動する曳家工事が始まったことが近頃わかった。
今回移動するのは、1930年代に建てられた、中洋折衷の伝統的建築様式「石庫門」の住宅群。この建物の地下に駐車場を設置するため、この5棟を暫定的に同区安慶路の空き地に移し、地下駐車場が完成後に元の位置に戻すという。建築物5棟同時の曳家工事は、市でも初めての試み。また、移動距離は片道最大230㍍、5棟の往復合計距離は2088㍍と、移動距離の長さは史上最長になる見込みだ。

~上海ジャピオン2020年7月17日発行号

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