お医者さんの御用達〜キズパワーパッド

傷跡のシミ対策にこの1枚

――傷跡にシミができてしまいました。

先生 傷は放っておくとシミになりやすいです。「キズパワーパッド(ハイドロコロイドパッチ)」を使いましょう。

――普通の絆創膏よりもキズパワーパッドの方がいいんですね。

先生 傷跡にシミができる、すなわち色素沈着が起きるのは、皮膚の修復メカニズムと関係しています。修復第一段階で止血し、細菌感染を防ぎます。第二段階で、血管やコラーゲンが再生され新しい皮膚ができます。第三段階では、皮膚は正常な段階に近付きますが、この時、傷は治ったように見えてもまだ脆弱。傷が完全に修復されるまでに数カ月掛かり、強い紫外線を浴びると色素沈着をきたしやすいのです。手当てには絆創膏よりもキズパワーパッドがオススメ。傷から出る滲出(しんしゅつ)液には、傷の修復を早める成分が含まれることがわかっており、この「モイストヒーリング」という方法を取り入れたのがキズパワーパッドなんです。

――使い方を教えてください。

先生 清潔なかすり傷などに使うといいでしょう。基本的に数日間は貼りっぱなしで大丈夫です。なお何かに感染している箇所には使用せず、敏感肌の人は注意し、細菌などに感染している箇所には使用しないでください。

~上海ジャピオン2020年10月9日発行号

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