お医者さんの御用達 第589回「ラフマ(羅布麻)」

 

夏の頭痛にラフマ

――毎日暑くて身体がだるく、冷たい清涼飲料をたくさん飲んでしまいます。暑さが和らぐ飲み物はありませんか?

先生 水分補給は大切ですが、糖分の取りすぎは避けたいですね。解熱消炎が期待できる「ラフマ(羅布麻)」を取り入れてみてはいかかがですか?

 

――変わった名前ですね。どのようなものですか?

先生 この植物は、中国新疆ウイグル自治区の羅布平原で最初に発見され、繊維を採って利用していたことから羅布麻と呼ばれています。キョウチクトウ科の植物で、含まれる成分には、コレステロール値や血圧を下げる作用、強心作用があるといわれています。さらに、身体の熱を冷ます性質を持っているため、蒸し暑く頭痛がある時にオススメですね。

 

――飲み方を教えてください。

先生 ラフマ3~5㌘を150~200㍉の沸騰した湯に入れて、1日3回飲むといいでしょう。また、ラフマ10㌘、菊花10㌘、クコの実10㌘、五味子10㌘を洗浄後、適量の水で20分間煎じた麻菊花茶もおいしいですよ。こちらは1回100㍉を1日2回飲みましょう。痛風や糖尿病の人は慎重に飲み、子どもと妊娠中の人は飲まないでください。胃腸が弱い人は、専門家の指導の下で使用してくださいね。

 

~上海ジャピオン2023年7月14日

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