全国に展開するドリンクブランドの「喜茶」は最近、今年は29元以上の商品を販売しないことを発表した。
これまでは30元以上の商品が多かった同社では、値下げの理由について、長年のサプライチェーン展開で品質、味を守りながら原価を抑えられるようになったと説明。新商品では20元以下のメニューも用意しているという。
また「喜茶」と並んで人気の高い「奈雪的茶」でも値下げをしており、30元を超えるのは限定メニュー1種類のみ。ほか、上海市発で市内に54店舗を展開する「楽楽茶」は、広州市の市場から一時撤退を発表した。
中国サプライチェーン経営協会が発表した「2021新茶飲研究報告」によると、18年~20年までのティードリンク市場成長は23%。今後2~3年は10~15%増で成長はゆるやかになると予測されている。(2月26日)
~上海ジャピオン2022年3月4日号